8話1年後と魔法
魔力操作を始めて1年がたった
魔力は順調に動かせるようになって来ている
まだ手や足などに少し移動させることが出来るようになったくらいだが...
まだ《魔力操作》は取得出来ていない
魔力操作でここまで難しいのにこれより難しいとは...
《仙氣操作》や《魔素操作》が難しいことがよく分かった。
まだ仙氣も魔素も感じとれていない
これでは何年かかるか分からないでわない
か...
それと1年で変わったことがある
まず言葉が理解出来るようになった
まだ喋べることは出来ないが
そしてはいはいが出来るようになった
さすがに2階とかには行けないが1階を移動しまくっている
たまに両親が困った顔で追いかけてくるが...
あとこの1年で分かったこともある
まず僕の名前はセイン・ウォール
どうやらこの家の3男らしい
なんか父さんの部下?みたいな人が言ってた
あっ自分のことは僕って呼ぶことにした
だって喋り始めたとき自分のこと俺って呼んだらおかしいじゃん?
そして僕には2人の兄がいるらしい
名前は
長男がクリフ・ウォール
次男がランズ・ウォール
双子らしい
2人とも王都の学校に行っているから会ったことないけど
そして姉さんが1人
あの意識が戻ったときに大泣きしていた人だ
エリシアというらしい
長女エリシア・ウォール
父さんが呼んでいるのを聞いた
ちなみに僕にたいして超ブラコンだ
何かあるとすぐにとんでくる
僕がはいはいしている後ろをついてくるほどだ
姉さんも学校に通っているけど長期休暇にはすぐに帰ってくる
兄さん達は王子様の護衛があるらしくて帰ってこないけど
父さんはオーグ・ウォール
騎士団の団長らしい
20歳くらいの超イケメンだ
母さんはシンリー・ウォール
職業は分かんない
でも魔法師らしい
20代くらいの超美人
1年で分かったことはこれくらいかな
そして今日...
初めて外に出られることになった!!
両親が過保護でなかなか出してくれなかったのだ...
「セイン~これからお散歩に行きましょうね?」
よし初めての散歩だ気合い入れていこう!
なんにもない...なんにもないよ
森の中だよ
最初はめっちゃ気持ち良かったけどすごい長いこといるよ?
もう飽きてきたよ?
母さんもう帰ろう?
「あぅあぅあ~?」
「え?どうしたの?」
帰ろうって~
「あうあう~」
「もう飽きてしまったのかしら...そうね~もう帰りましょうか」
良かったもう帰れる...
「あ~魔物が近づいて来ちゃったわね」
なに!?
魔物だって!?
大変じゃないか!!
「あぅぅあぅぅ!」
「ふふふ、大丈夫よ。すぐに倒すからね~」
倒す?
なにを?
魔物を!?
本当に大丈夫なの!?
「熊の魔物ね。じゃあこれで十分ね」
『火球』
拳くらいの火の球が熊の魔物に向かってとんでいく
ドガ~ン!!
態の頭が焼失した
「きゃっきゃっ」
すげ~
これが魔法!!
僕はキラキラした目で母さんを見た
「あら~シンも男の子ね~こう言うのが好きなの~?」
「じゃあ3歳くらいになったら魔法教えようかしら...」
やった~!!
あと2年もあるけど魔法教えてもらえることになった~!!
「じゃあ帰りましょうか」
「あぅぅ~!」
よし!!
もっと魔力操作の練習だ!!