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おしごと

ある程度書いたのを書き直したら中途半端になってしまった…

いつになったら話が進むのだろうか…

ダインさんに案内されてこの町に入ってから少し、昼が過ぎて体感的には16~17時ぐらい。図書館に行くついでに冒険者への依頼が乗っている掲示板を見つけたので見てみると『討伐系』『調査系』『採取系』の依頼のほかに街中で完結する依頼もあるようだ。私のような低年齢の子や戦闘出来ない人用なのか『16歳以下の冒険者でも単独でOK』みたいなことが書いてある。内容は主にお店の手伝いや荷物運びなどがあった。そこで私が目を付けたのは『図書館の整理』である。私の年齢でも依頼を受けることが出来、単独でもOKである。

内容は「本を読む人が適当にその辺の本棚に読んだ本を入れてぐちゃぐちゃになっているので整理をするのを手伝ってほしい」ということのようだ、一日の拘束時間もそこまで長くなく一日3~4時間で三日月金貨一枚。ここの相場がよく分からないけどさっきもらったリンゴが3つで銅貨二枚だったことやそのほかの物を見た感じ、トムさんから教わった相場より少し安く感じる。

本を傷つけるとその分賠償があるが元々損際に扱う気はないから大丈夫かな。と早速その依頼を受け取り図書館に向かったところ司書さんに喜ばれた。どうやら地味にきついらしく小さな子には敬遠され、力のある冒険者は討伐系の依頼に向かいあまり募集が来ないらしい。早速エプロンを渡されて作業をして2時間ほどたったが確かに14歳ぐらいの子にはだいぶきついだろう、私はだいぶ楽だけど。元々

ここは大図書館と言われるほど蔵書量があるわけではないけど、それでも十分すぎる量がある。

現在は休憩時間中であり今はテラスがあるのでそこで本を読んでいる、読んでいる本は『リカメア大陸の歴史』という本。この世界の知識に乏しい私にはちょうどいい本だ、パッと見た感じこのリカメア大陸はアメリカっぽいなって思った。名前も似てるし。真ん中の下らへんで…アメリカで例えるなら…ヒューストンだっけ…?

あと私の記憶のついても少しわかったことがある。

私は知識は所謂エピソード記憶はないけど。知識記憶はあるようだということが分かった。自分の名前や何をしていたかそういう記憶は全くないけど。地理や歴史などの記憶はそこそこあるみたいだ。


あ、そろそろ休憩終わりかな。私は本を閉じると近くの本棚に片づける。

本には背表紙の上に色、下には数字が書いてある紙が貼ってあり。棚にも色のついた紙が貼ってあるので片づけるのは割と楽で学はあんまりいらないのがよかったかな。

作業は主に本棚に適当に入れられた本と返却された本の整理、そして司書。本の貸し出しはしてないので本の場所を教えるぐらいしかないけど。

その後、特に何も問題なく仕事を続ける。マジックボードを使っているから静かに出来るし。仕事に文句も言わないからか割と好評のようだ。


「シノンちゃん、今日はありがとう。明日もよろしくね」

『分かりました、お疲れさまです』


という言葉と共に三日月金貨が渡される。へぇ、当日にすぐ渡されるんだ。

頼んだのは三日間なのであと二日がある。三日で日本円にして一万五千円、作業時間にすると僅か半日。だいぶいいんじゃないだろうか。時間帯は18~19時、そろそろお腹が空いてきた。

近くに酒場みたいな食事処があったからそこに行こう。


【鷹の羽休め亭】と書かれた酒場の扉を開けるとガタイのいい店主さんが厨房にいて綺麗なウェイトレスがいる。ウェイトレスさん凄い美人。というかこの世界美形多いなぁ…


「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ」


ウェイトレスさんにそういわれたのでカウンター席に座る。日も落ちてきたし店内でフードかぶりっぱは食べにくいし外そう。フードを外すと後ろが一瞬静かになったので疑問に思って振り返ってみると一斉に視線を逸らされる。なんで今一瞬ざわってしたんだろう。


「おう嬢ちゃん、何を頼むかい?」


何にしようかな…といっても変に外れを引きたくないし…おすすめなら外れは来ないかな


『何かおすすめをお願いします』

「ん?お、おう分かった。半銀貨1枚だ」


マジックボードを見せると少し驚かれるがまぁもう慣れた。というか先払いなんだ。まぁ、魔法とかがある世界なら食い逃げ対策かな、と半銀貨を店主に渡す。そして店主が料理をしはじめたので店内の様子を肩肘をつきながら見る。店内にはやはり20歳近くの男女が多く酒らしいものを傾けている。

そもそも私のような年齢がいること自体がおかしいのかな…だってここ以外に食事できそうなところみつからなかったし…


それにしてもワンコインで夕飯食べれるってやっぱり安い気がする…何が来るんだろう。メニューも色々見えるけどつまみっぽいのばかりだし。というかなんでこんなにメニューが店内バラバラに貼ってあるんだろうか。


「ほい、お待ち」


という声と共に私の前にそこそこ大きな皿が置かれる。

白い皿に見える楕円型の黄色いドーム。そこからてっぺんから皿の周りに食欲をそそるソースがたっぷりとかけられておりというか…これは


オムライスじゃん!?


スプーンを手に取って山を崩してみると中から出てくるのは見事なチキンライス…米もある。

ソースもデミグラスソースっぽいしこういう異世界っぽいのって米がないとかあってもすごく遠くの国にあるとかなのに…

パクリと食べてみると触感も味も米…というかすごく…美味しい。卵もすごくとろとろでデミグラスソースもとてもよくほどよくバターも感じる。量も多いしこれは満足出来るし頬も緩む。


あっという間になくなってしまった…正直お腹6~7分目って感じ、もう少し食べれるけど…。

どうしようかなーって思うと前にケーキとジュースらしきものが置かれる。

首をひねって前を向くとウェイトレスさんと店主さんが笑顔でいた。


「嬢ちゃんおまけだ、ここに来たのも初めて見たいだしな食ってけ食ってけ」

『いいんですか?ありがとうございます』


出されたケーキはクリームのあんまりない少し固いシフォンケーキみたいなものでジュースはリンゴジュースのようだ。これも美味しい…これから食事するときはここで食べよう。


そう思いながら上機嫌でケーキを食べていると隣の席にドカッと誰かが座った。

GW中は書けるかな…

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