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倉庫のファイル

作者: あまね

夏休みの初日、僕は曾祖父の家に遊びに行った。といっても、曾祖父はもういない。目的はその家の倉庫で、そこには無数のファイルが閉まってあるという。昔から曾祖父の昔話が大好きで、よく聞きに行ったものだ。その中から埃の被った1冊のファイルを見つける。そこには、こんな話が書いてあった。


――――――――――――――――――――――――



ある雨の日だった。

同僚が殺害されたと聞いて、急いで現場に向かった。

同僚は首を絞められた後鋭利なもので両目を突かれて死んでいたのだ。こいつとは同じチームで捜査していたこともあり、酷くショックを受けた。調べる事が大好きで、一度気になったら自分が納得するまでずっと調べ尽くす、そんなタイプの人間だ。

犯人は呆気なく捕まり、会社近くの河原に寝泊まりしていた無職の男だった。供述によると「命令されてやった」のみで、翌日には留置所内で舌を噛んで死んでいるのが見つかった。


その晩、私の夢に同僚だった彼が出てきた。彼はこう言った。「あの事件はかなりでかいヤマがある。10年前に起きた大規模テロ事件の真相に繋がるかもしれない。お前にはどうかこの事件の真相を暴いてほしい。」と。


世の中不思議なこともあるもんだ。翌朝、彼のデスクに向かうと1冊の書類が置いてあった。

「6/6 大規模テロ事件について」と。 (FILE2)

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