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二話 現在無職

 悩みましたが、主人公に名前を付けました。また、保険としてR15を追加しました。

 「で、力を与えるっていったいどうするんだ?」

先程最後といったばかりなのに、早速質問してしまった。まだこの状況になれず、頭がうまく回っていないようだ。

「そうね、まずは今のあなたの能力を知ってもらいましょう。『自分の力を知りたい』とでも念じてみて。」

僕は言われた通り念じてみる。


 現れたのはやはり『ステータス』だった。スキルあり魔法ありの異世界転移と聞いて舞い上がったが、もうこれくれいで驚かない。目の前に浮かんだ半透明の水色をした板には、こんな風に書かれたいた。


~木原 研士の力~

 年齢 十六歳   身体状況 健常

 職業 無職 (学生 天波高校 現在未認証) その他認証職業なし

 第一称号 転移者


 体力 37

 魔量 4

 腕力 32

 脚力 35

 魔力 6

 反射速度 41

 運 -169~510(170×3)


 取得スキル 未取得


 保持称号 転移者


 特記事項 無し



 めっちゃきになるところがあるなー

「体力から反射速度のところに書かれた数字は、健康な大人の平均を50としたものよ。」

そこじゃない。

「称号はたまに得られるもので、持っていると少しいい効果があるの。第一称号に設定するとその効果を強めるわ。最初は自動で設定されるけど、自分で付け替えることもできるわ。」

そこでもない。

「ありがとう、でもそれより『無職 (学生 天波高校 現在未認証)』ってどういうことだ!」

「あんまり怒らないでもらえる?この世界には人の職を管理する神たちがいて、人が就職する際に証明書を渡しているの。転移者の場合は前の世界で転移時点でしていた職業を引き継げるけれど、その作成に必要なものが揃っていないと認証が下りないのよ。あなたの場合、あなたが所属していた天波高校自体が転移したわけではないから認証が下りなかったのね。」

「すまん、納得できたよ。」

「これ自体はよくあることだから、職を与えるのも私の役目ね。あなたに与えられる力も決まったから、早速選んでもらいましょうか。」

そういってヨルフェンが出したリストにはこう書いてあった。


 1 自然対話

 2 心中推察

 3 測定(m,g,s)

 4 毒物検知

 5 日間天気予報


 「さあこの中から一つ、気に入ったのを選んでね。」

どれも超便利スキルだね。もらえるのはとてもありがたいけど、一寸期待しすぎた感がある・・・欲が深すぎるのかな?そう思っていたら、ヨルフェンがこうつぶやいた。

「あれ、変ね。普通はもっと強力なスキルが表示されるのだけれど。」

どうやら僕が引いたのは、外れくじだったらしい。他の転移者四人はもっと強いスキルを得ているということだろうか?だとしたら少し不安だ。


 なかなか迷うな。あ、そうだ

「ヨルフェンさん、職業も一緒に選べる?」

「そうね、今出すわ。」


 そこに書かれていたのは・・・

「これは・・・どういうことだ?」

一度顔を上げると、目を見開いて小さく彼女がこう言った。

「何が、あったの?」


 この表を最もよく使うのは、日本の小学一年生ではないだろうか?

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