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スキルを選ぼう2

投稿の順番が間違っていました。

前話「スキルを選ぼう」の前に「女神さまとの出会い2」があります

あわせてお読みください

伶はスキル一覧を手に女神さまに質問をしながら慎重にスキルを選んでいく

かなりの時間が経つのだが、まだ一つも決めていないようだ。

俺がチートな前衛になったのだから、後衛としてのスキル構成ならそんなに難しくはなさそうなのだが…

回復と補助魔法重視か強力な攻撃魔法を使うか悩むことは無い筈だ

先ほどそれを言ってみたら、また絶対零度の視線を向けられてしまった


「このスキルはどんな方が持つのですか?」

「う~ん、学者さんとかです~」

「この魔法の消費魔力はどれくらいですか?」

「熟練度によります~。でもそんなに連発は無理です~」

「これは……で……ですか?」

「そちらは……です~。でも……です~」

……

………


先程までは険悪だった雰囲気が嘘のように伶と女神さまは何やら打ち合わせている

俺は口を挟むと睨まれるので極力邪魔をしないように努めて空気になっているのだが、何故睨まれるのかは判っていない。

通学鞄から取り出したノートに必死で記入していた伶だが、少し考えが纏まってきたのか質問も減ってきた様だ


「うん、これでお願いします」

「あ~そちらの方向性を選択したのですね~」

「はい、あんなのでも見捨てられませんから」

(あんなのって俺の事!?)

「でも~下手すると共倒れです~」

「そこは…考えないようにします」

(共倒れ!? 俺が足手まといって事!? どういうこと!?)


伶の選んだ属性とスキルを見せて貰う(というより盗み見た)

『水』と『土』を属性に指定

『解析鑑定』、『錬成術』、『森羅万象』を熟練度、上級に指定

『流体操作』、『魔力操作』、『思考加速』、『並列思考』、『治癒魔法』、を中級に指定した

魔法は『治癒魔法』だけで後は良く判らない…伶の事だから何かしらの狙いがあると思うが想像もつかない

判る事は俺の思う後衛スキルとはかけ離れているという事だけだ


「狙い通り行くといいです~。登録します~」


俺の時と同じように伶の体が光に包まれる。

しかし、なかなか光が収まらない。

少し心配になった時に、俺の時の倍は時間が掛かってやっと光が収まっていく


「この感じだと期待できそうです~。」

「スキルとステータスを見てみるです~」


属性は『水』と『土』は変化はない

『錬成術』の熟練度が特級に、『解析鑑定』と『森羅万象』が統合されて『万物の理』というユニークになっていた

さらに、『思考加速』、『並列思考』、『治癒魔法』が上級になり、『詠唱短縮』も上級に追加されていた

『効率化』、『同時詠唱』が中級に追加

初級には複数の魔法が追加されていた


「へ~知力はたぶん人族では最大値です~」

「称号も賢者と錬金術師とふたつです~」


確かに知力の上がり方が半端ではない。元々頭の良かった伶だから納得である

その他に器用さも上がっている

魔力はそう高くはないが平均値より少し上だろう

判らないのが体力や筋力、すばやさといった体力系のステータスが、ほぼ平均値なのだ

俺のように平均より下がっているものが無い…なんで?


「『万物の理』と『効率化』の影響が大きいです~」

「狙った以上に効果が出たわね」


要するに何でそうなるのかを理解して、効率を上げれば最適な結果が出るという事らしい

(いや、それとステータスに何の関係が…)

やっぱり良く判らないが、考えるのは俺の仕事ではないので、そういう物だと思っておく

女神さまの様子を見るに伶も十分チートみたいだが、使える魔法は治癒魔法だけだ

俺の想像していた後衛職のスキル構成とはだいぶ違うが、伶の機嫌が少し良くなったのでよしとしよう


「それでは~町に転送します~。どこか希望はありますか~」

「この世界で一番魔力が大きい人が居る場所にしてもらえるかしら?」

「そう言うと思ってました~」

「装備品や役に立ちそうなアイテムは鞄の中に入れときました~。あと~転送先の神殿には神託を出して説明しておいたので安心してください~」

「では、転送です~」


涙目になったり、崩れ落ちたり表情の豊かな女神さまは、最後は笑顔で送ってくれた

俺と伶は互いの目を見て頷き、久しぶりに手を繋いで新たな世界へ向う

これから、どんなことが起きるか判らないが伶を守る事だけを考えていればなんとかなるだろう

幼馴染の少女一人守るには十分なスキルを得たのだから…


一応、伶の設定が眼鏡の優等生タイプで『図書館の君』で頭がいい事にしてます

(設定がどこまで生きるか未定ですが…)


『森羅万象』=この世の全ての物事を『解析鑑定』した結果が『万物の理』です

『万物の理』はユニークで知識関係に大幅ボーナスって事にしてます

『詠唱短縮』は魔法の理を理解したから可能になった

『効率化』は物事の理を理解したから余計な事をしなくてもいいという事で

『同時詠唱』は『並列思考』と『効率化』で取得したと考えてます


元々の知力がいい事+『万物の理』で知力がカンスト

『効率化』で器用さがUP

『万物の理』+『効率化』で知識としての体の動かし方を効率化したという事で他のパラも上がったと考えてます


ご都合主義ですいません



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