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双子兄妹の悪魔学園記  作者: 黒雨みつき
 第1章 確執
196/239

3年目4月「卒業」


 将太の口から語られた藍原の"大ピンチ"の真相に、一同が示した反応はそれぞれだった。


「政略結婚……ですか?」

「でも美弥ちゃん、そんなことちっとも……」


 と、歩と由香が顔を見合わせる。

 俺と直斗も無言で視線を交わしていたが、いきなりそれを信じ込んだやつはいなかったようだ。


 まずは直斗が確認のために口を開く。


「ねえ、将太。それって隣の会場でそういうことを発表してた……ってことでいいの?」

「あー、そういやあいつ車の中で言ってたっけな。そういう可能性もなくはない、みたいなこと。けど、どう聞いても冗談にしか思えなかったし、本人が当日までなにも聞いてないとかありえないだろ、いまどき」

「いや、間違いねぇんだって!」


 俺たちの言葉に、将太は興奮しながら自分の耳たぶを引っ張って、


「確かにこの耳で聞いたんだっての! 誕生日のお祝いが終わった後でなんか偉そうなおっさんが、もうひとつめでたい発表があるとか言い出して、それがそういう話だったんだッ!」

「……」


 将太が思いのほか必死だ。

 さて、どう判断すべきか。


「……優希」


 俺が次の言葉を探していると、直斗がそっとこっちに顔を寄せてきた。


「いまいち信じられないけど、あの様子だと少なくとも嘘じゃなさそうだね」

「……お前もそう思うか?」


 これでも将太とは割と長く、それなりに深い付き合いだ。

 嘘をついているかどうかぐらいはなんとなくわかるし、そもそもこいつは小さいできごとを誇張して話す悪いクセはあるものの、まったく火のないところに煙を立てる人間ではない。


 となると、少なくともそういった類のなんらかの発表がされたことは間違いないだろう。


「……じゃあ美弥ちゃん、本当に結婚するのかな」

「でも法律上は一応結婚できる年齢ですよねー……」


 由香と歩も、将太の言葉を信じるほうへ少しずつ気持ちが傾いているようだった。

 そんなふたりを横目に見ながら、直斗が再び確認する。


「でもさ。それってホントにピンチなの? 藍原さんも納得済みの話かもしれなくない?」

「……あー、もう! じれってぇなぁッ!」


 あくまで冷静な直斗に将太がズンズンと近づいて、トランプが載ったテーブルを荒々しく叩いた。


「それは絶対ねえよ! あのオッサンがそう言ったとたん、藍原のやつがすげぇ嫌そうな顔したんだッ! だからピンチだって言ってんだろッ!」

「……」


 そんな将太の剣幕に、全員が一瞬だけ言葉を失う。

 直斗ですら、少し驚いたような顔をしていた。


(……真偽はどうあれ本気みたいだな、こいつ)


 まあ、将太が実はものすごく友だち思いなやつだってことはよく知っている。

 みんなを楽しませようと寝る間も惜しんで遊びの計画を立てたり、体を張って笑わせようとしたり。


 由香も直斗も、雪や歩だって、こいつの日ごろのおかしな行動に振り回されながらも友だちとして付き合い続けているのは、そういう本質の部分を見抜いているからだ。


 そんなこいつがこうして本気で主張してくるのであれば、ここはマジメに聞いてやらなきゃならないだろう。


「じゃあ、たとえばそうだとして」


 俺は言った。


「お前、どうするつもりなんだ? その話をどうしたい?」

「んなの決まってんだろ!」


 間髪いれず、将太は俺に人差し指を突きつけ、その手をグッと握り締める。


「あいつが望んでない政略結婚なんて、俺たちのこの手でぶっ潰すッ! それしかねぇッ!」

「……なるほどな」


 自分ひとりで、じゃないところがこいつらしい。

 といってもそれは悪い意味ではなく。案外しっかりと、自分ひとりでできることとできないことの境界を見定めているところが。


「……どうする、直斗? 将太はこう言ってるけどさ」


 水を向けると、直斗は小さく笑った。


「もし本気ならもちろん協力するよ。もちろん藍原さんに確認してからの話だけどね」

「ま、そうだよな」


 他人の家の事情に首を突っ込むなんてもちろん軽々しくやってはいけないことだが、藍原が本当の本当にその状況を嫌がっているというのなら話は別だ。

 将太の言うとおり、友だちとしてできる限りのことはやってやるべきだろう。


 そんな俺たちの言葉に、将太は大げさに両手を広げて、


「おお、同志たちよッ! お前たちの力があれば百人力だッ!」


 と、俺と直斗の手を取って、半ば無理やりに組み合わせる。


「よし、そうと決まりゃ話ははえぇ! 俺様が先陣を切ってやるぜッ!」

「あ、ちょっと待って、将太。先陣もなにも、まずは藍原さんに確認を」


 だが、将太はそんな直斗の言葉には耳も傾けず、


「俺が討ち死にしたら、あとはよろしく頼むぜ、ふたりともッ!」


 そう言ってグッと親指を立ててみせる。


「……おい。お前まさか、いきなり直接文句を言いに行くつもりじゃ――」

「よっしゃぁッ! 待ってろよ、藍原ぁぁぁッ!」


 そんな俺の言葉も届かず。

 将太は勢いのまま、ドアの向こう――パーティ会場へとあっという間に消えてしまったのだった。


 一同、再びあぜん。


「……どうする、優希?」

「はぁ……」


 俺はため息をついて立ち上がる。


「……まさかあそこまでバカだとは思わなかった」


 直斗の言うように、まずは藍原に真相を確認するのがなによりも先だし、仮に行動を起こすとしてもいきなり行ったところでどうにかなるものじゃない。


「ちょっと行って止めてくるわ」

「ミイラ取りがミイラにならないようにね」

「なるか。いくら俺でもあそこまで無謀じゃねーよ」


 直斗の言葉にそう返して振り向くと、由香と歩がハラハラした顔をしていた。

 そのすぐ隣の華恵はまだ事情がつかめていないようだったが、とりあえず口を挟まないことに決めたようだ。


 そして直斗が小さく首をかしげながら、ポツリとつぶやく。


「将太って、案外藍原さんのこと……なのかもね」

「どうだかな」


 直斗が省略した部分の言葉を、俺は珍しく察することができていた。

 そして仮にそのとおりなのだとしたら、ますますどうにかしてやりたいところだが、今はまず、先走ったあいつを止めることが最優先だろう。


「んじゃ、行ってくる」


 そうして俺はパーティ会場のドアノブに手をかけた。


 ……と。


 ガチャリ。


「……おろ?」


 俺が触れる前にドアノブは勝手に回り、開いたドアからドレス姿の少女が顔をのぞかせた。


「あれ、どしたの、不知火? いま藤井がものすごい勢いで走っていったけど、トイレあっちじゃないよ?」


 そう言いながら部屋に入ってきたのは、まさに渦中の人。

 ドレスのすそを邪魔くさそうに軽く持ち上げた藍原だった。


「……藍原? お前――ああ、いや。そうだ、ちょうどよかった」


 将太を止めるのもそうだが、先に真相を確認しておこうと思い、俺は口早に質問する。


「将太のやつが言ってたんだけどさ。今さっきそっちで婚約発表があったとかって話、ホントか?」

「へ?」


 藍原はきょとんとした顔をした後、苦笑しながら頭をかいた。


「……あー、誰か聞いてたのか。参っちゃうにゃ~、ホント」


 ひとつ、ため息。

 ドレスのすそを下ろし、片手を腰に当て、もう片方の手を呆れたように大きく広げてみせる。


「だから言ったでしょ? ウチの父親はホント、そういうのまとめてやろうとするんだから。普通あたしの誕生日に、しかもなんの断りもなくやるかね、そういうこと」

「ってことは本当にあったのか」


 どうやらそれ自体は間違いではなかったようだ。

 ただ、藍原は確かに将太が言ったように嫌そうな顔をしているものの、どちらかといえば発表そのものよりも無断でやられたことのほうに腹を立てているように見える。


 あるいは発表が唐突だっただけで、もとから許婚のようなものがいて、こいつもそれを承知済みだったということだろうか。


 もしそうだとすると、完全に将太の勇み足ということになる。

 これはもう少しきちんと確認したほうがよさそうだ。


「なあ藍原。その婚約の話って、前から知ってたのか?」

「え? いや、だから断りなしだってば」

「発表の話じゃなくて。婚約自体の話」

「あー。まあ、そりゃ知ってたさ。話自体は結構前に決まってたことだしね」

「そっか」


 やはり婚約そのものを嫌がっているという話ではないらしい。

 ……とはいえ、やけにアッサリしすぎてる気もする。


 嫌な予感がしてきた。


「あ、なんか見慣れない人がいると思ったら華ちゃん来てんじゃん。やっほ~。どしたの、こんなとこで? 確かに学校同じだけどさ。不知火たちと知り合いだったっけ?」

「ええ。優希さんとはちょっとだけ――」

「なあ藍原。悪いけどもうちょい詳しく聞かせてくんねーか?」


 俺はふたりの会話をぶった切ってそう言った。


「え、婚約の話? なんで不知火がそんなこと気にすんの? ……ってか、アレ? みんなも妙な顔してるけど、いったいどしたの?」


 と、藍原は怪訝そうな顔で一同を見回した。


「いや……それがな。その話を聞いてきたのは将太のやつなんだけど、政略結婚だから止めなきゃなんないって言い出してさ。ほら、アイツってたまにバカみたいに熱くなるときあんだろ? あんな調子でさ」

「は?」


 藍原は眉間にしわを寄せて、


「……いやまあ、藤井がバカなのは知ってるけどさ。そりゃ婚約相手もいいとこの人だけど、政略どころか恋愛結婚だよ」

「恋愛?」


 こいつが言うと妙に不自然な響きだ。

 ……という俺の違和感は、続いた藍原の言葉で完全に払拭されることになった。


「っていうか、なんで藤井がウチの姉の結婚のこと気にすんの? 会ったこともないっしょ?」

「……」


 ……ああ、やっちまった。

 いや、どうせそんなオチじゃないかと思ってたのだ。


 直斗のほうを見ると、やっぱり、というような顔をしている。


 一応、確認。


「あー……つまり、なんだ。その婚約発表ってのは、お前じゃなくてお前の姉貴のものなんだな?」

「へ? そりゃ……って」


 どうやらそこで藍原も真相に気づいたらしい。

 プッと吹き出して大笑いする。


「もしかしてあたしのだと思ったの!? ……あははははッ、んなわけないじゃん~!」

「いや、勘違いしたのは俺じゃなくて将太な」

「くっ、くるしぃ……ッ!」


 藍原はお腹を抱えて笑っていた。

 俺も部外者なら、同じようにバカバカしいと笑い転げたいところだったのだが、今はそれよりも優先すべきことがある。


「……とりあえず、大至急止めてくる」


 呆れた話だが、本人はこれ以上ないほどに本気だった。

 急いで止めてやらないと、とてつもなくかわいそうなことになってしまいそうだ。


「……え? なに?」


 部屋を出て行こうとした俺を見て、藍原は笑いすぎて目尻に浮かんだ涙を拭いながら、


「止めてくるって、藤井がどうかしたの?」

「いや、だからさ。あいつ、お前が嫌がってるのを見過ごしておけないって、その話をぶっ潰すとか言ってここを出て行ったんだよ」

「……は?」


 藍原が笑うのをやめ、驚いたように目を見開く。


「え。もしかしてアイツ、ウチの父親のとこに行ったの?」

「たぶんな」

「バッ……バッカじゃないのッ!?」


 藍原が珍しく本気で慌てたような顔をした。


「そんなことしたらつまみ出されちゃうに決まってんじゃん! ……ってか、みんなも! なんでそんな無茶なの止めなかったのさ!」

「いや、まあ……スマン」


 なんで俺が怒られなきゃならないのかわからなかったが、正直、将太のいつにない剣幕に押し切られたという側面もないわけではなかったので、とりあえず謝っておくことにした。


「あ……えっと、美弥ちゃん。その、みんなも美弥ちゃんのことが心配で……」

「……」


 控えめな由香のフォローに、藍原は少し口を尖らせながら俺たちを見回すと、


「……ああ、もう! とりあえずあたしが止めてくるから! みんなはちゃんとここにいて!」


 そう言ってドレスのすそをひるがえし、藍原は早足にパーティ会場へと戻っていったのだった。






 ドタバタの誕生パーティが終わって、帰りの車内。


「あー、焦った。久々に本気で焦っちゃったよ、ホントにもう……」

「……めんぼくない」


 なんというか、こう。

 説教をする藍原と、説教されてシュンと落ち込んでいる将太っていう図は、どことなくシュールで笑いを誘う光景であった。


「バカなことする前でホントによかったよ。なんでまずあたしに確認しようとしないかねえ、まったく」

「……」


 そんな藍原の言葉に、将太はますます肩を落としてしまうのだった。


 この状況からわかるとおり、先の件は幸いにして大事にいたることはなかった。

 将太は顔も知らない藍原のオヤジさんを見つけることができず(考えてみれば当たり前だ)、結局藍原に連れ戻されるまで会場をひたすらにウロウロしていたそうである。


「……まあまあ、藍原さん。そんなに将太を責めないでやってよ」


 ふたりのやり取りを見ていた直斗が、苦笑しながらも珍しく将太のフォローに回った。


「藍原さんの誕生日でそんなこと発表されたら勘違いしちゃうのも無理ないしさ。僕も将太の話を聞いたときは、本当にそうなのかもって思ったし」

「……まぁ、そりゃそうだけどさ~」


 その点に関しては藍原も認めざるを得なかったようだ。


「でも、なんでそこからいきなり婚約をぶっ潰すなんて話になるかなあ? それこそ不知火たちがついていながらさ」

「将太くん、美弥ちゃんのこと心配してくれたんだよ」


 と、由香も将太のフォローに回った。


「私、ほら、あの映画思い出しちゃった。結婚式に乱入して花嫁さんを奪っていくのあったでしょ?」

「……」


 隣でしょぼくれている将太の肩がピクッと動く。

 ……俺にもこいつの本心はわからないが、由香の持ち出した例えは、あるいはギリギリだったのかもしれない。


 一方の藍原は、そんな由香の発言に声をあげて笑っていた。


「あー、アレね。でも、主役が藤井じゃ残念ながらロマンのカケラもないね~」

「う……うっさい! そりゃこっちのセリフだっつーの!」


 そこまで言われて、ようやく将太が反論した。


「お、俺はだなぁ。ただ、お前なんかと政略結婚させられそうな相手の男に同情してだなぁ……」

「将太が男のほうに同情するってのはありえないよね」


 直斗の鋭い突っ込み。


「うぐっ……」


 将太は再び黙り込んでしまった。

 すると、調子に乗った藍原がポンポンと将太の肩を叩いて、


「まあまあ、照れなくていいって。あたしってば、こう見えて意外とスペック高いからさあ。キミがあたしの魅力に屈したからといって、なにも敗北感にひたる必要はないんだよ?」

「……ええぃ! うっせぇうっせぇ! 冗談はそのノーテンキな脳みそだけにしやがれッ!」

「うそッ! よりにもよって藤井に頭のこと言われたッ!?」


 と、藍原は大げさなアクションで口もとを押さえてみせた。


 そこから先はほとんどいつものとおり。

 結局、将太がどういう心境だったのかはわからないままだったが、まあその辺はいちいち追及するところでもないだろう。


 ただ――


「……でも、ま」


 最初の目的地である将太の家に到着したところで、藍原がふと、本気とも冗談ともつかぬ口調でつぶやくように言った。


「勘違いでも、心配してもらえるのってそんなに悪い気分じゃないよね。だからまあ……ありがとね」

「……いや、だから。俺は貴様の心配なんぞ――」

「いや、藤井だけに言ったわけじゃないし。ってか、キミはその短絡な頭をどうにかしたほうがいいよ?」

「ぐぅぅ、言わせておけば……貴様! 明日、覚えておけよッ!」

「にゃはは、残念! 明日は学校休みだよ~ん。じゃ、また“来週”ね、藤井」

「くっ……」


 悔しそうに将太が車を降り、バタンとドアが閉まって車が走り出した。

 はぁ、と息を吐いて、藍原が背もたれによりかかる。


「あー、おもしろかった。藤井ってば案外ああいう冗談に弱いんだねぇ。あ、次は由香んちね」


 機嫌よさそうにそう言って、車内の全員を見回した。


「まあ……今日は思わぬことでバタバタしちゃったけどさ。卒業まであと1年しかないし、これからもこうやってちょくちょく集まろうね。今度は雪ちゃんとかも一緒に……って、そうだ。今日あんま話せなかったし、次は華ちゃんも最初から誘ってみよっか?」

「ま、そうだな」


 思わぬことでバタバタ、とはいえ、こういうハプニングがあったほうがむしろ俺たちらしいという気がしないでもない。


「一応受験生だから、進路に支障のない範囲でね」


 と、直斗が優等生らしい発言をする。


「あと1年、か……」


 俺はそうつぶやいて、やわらかい車のシートに身を預けた。


 卒業まであと1年。

 中学から高校に上がったときと違い、今度こそ何人かは離れ離れになるだろう。


 そこから先もこのメンバーとの付き合いが続いていくのかどうかはわからない。

 が、今はできるだけこいつらと一緒に過ごしたいと、俺は素直にそう思っていた。


「……あ、藍原。車は由香んちまででいいぞ。みんなそこから近いから」

「りょーかい~」


 そのためにも。


(明日からはまた特訓……だな)


 いつか訪れるかもしれない大きな危機を乗り越えられるように。

 俺はこの夜、さらに強くなっていくことを改めて心に誓ったのだった。


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