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銀行から来た社長が企業を潰す理由

作者: ふりがな
掲載日:2026/02/09

銀行から来た社長が企業を潰す理由


皆さん、こんにちはふりがなです。

銀行から出向してきた社長が企業を潰す。

同話題は、バブル崩壊後辺りから長年言われてきた事柄です。

他人事だからなのか、ビジネス書を読んでも、私は企業の潰れる理由をさっぱり理解出来ないまま、同話題を放置してきました。

ですが、最近身をもって体験して、だいたいの事情を察したので、銀行から来た社長が企業を潰す理由を書いていこうかなと思います。


ほぼ全ての技術職の管理職は、意識下であろうと、無意識下であろうと、工数管理を行っていると思います。

この仕事にはどのくらいの時間がかかるから、何人必要だ。

何らかの契約が結ばれていて、納期が決まっている以上、工数の概算見積もりを出して、事業計画、もしくは業務計画を立てなければなりません。

当たり前の話ですよね。


次に話す内容はホラーではありません、現実にあった話です。

事務方から上がって来た上司がですね、工数の概算見積もりの話に付き合わないんです。

概算ですから、詳細を詰める遥か手前の話です。


工数をどうするの話ではなく、先に数値目標が出るんですね。

私、正直に言えば非常に驚きました。

数値目標を達成するのに、工数の他にいったいなんの話をするのと。


最後に辻褄さえ合えばよいので、工数という概念がない。

工数は、結局の所は足し算引き算の組み合わせです。

非常に簡単なように思えますが、それは勘違いです。

工数を見積もらないで良い社会で長年生きてきてしまった。

そして自分は成功したと思っている。

工数の概念がない、工数は必要ないと思っている上司は実在します。


数字の解らない人間が、数値目標を掲げてしまう過酷な現実が日本にはあります。

例えばそれは、少し前に日本を席巻した『ノー残業デー』スキームです。

探してみれば、意外としなくて良い仕事はある。

納期関係なく、残業しなければ仕事は間に合う。


工数という数字の支配する美しくも残酷な現場を、数字の解らない人間が弄ってみたら、いったいどうなるんだろうか?


──どうにもならねぇよ、畜生メ!


正に文系の極みとも言える魔法のスキームに、日本全国の企業が虜になりました。


導入後、皆さんの企業で現実はどうだったでしょうか?


サービス残業の横行。

残業するしかないと上司に言っても無視されたり、握り潰されたり、企業全体が工数の工夫に協力しないといった、心理的安全性の喪失。

そして、離職。

少し数字のわかる人間に、ノー残業デースキームの導入に携わせるなら、幾つかの指標を連動させるでしょう。


例えばサービス残業を予測するための指標。

ノー残業デースキームの導入では、サービス残業が発生してはなりません。

まぁ、違法なので当たり前ですが、徹底した企業はありましたか?

例えば、失った残業分の工数は、多かれ少なかれ下流工程へと移ります。

残業代の減少の幅が大きければ大きいほど、後流工程の負担は多少なりとも増加するハズです。

数字で見てそこに相関がなければサービス残業は、ほぼ確実に発生しているのです。

※でなければ、残業分は働いていない事になるので調査が必要になる

このように、サービス残業の予測値は、少し考えれば、容易く予測出来るのです。

サービス残業が発生せざるを得ない状況であるにも関わらず、上への報告がない。

サービス残業の予測値と、報告された値の差を取れば、部署毎の心理的安全性の度合いも数値化出来る事でしょう。


というか、そもそも、社に残ってる人間を見張りもしない企業はありませんでしたか?


他にも見るべき数字があるとすれば、それは離職率の相関です。

ノー残業デーの導入で、恐らく真っ先に削られるであろう内容は、業務連絡及び私語の時間です。

最低限の日常会話は、企業と社員を繋ぐコミュニケーションコストを担っています。

そして業務連絡は、生産性に直結する心理的安全性の向上に必要不可欠です。

事実上、私語の禁止になった状況で、企業は私語と代替するコミュニケーションコストを何かしら支払ったでしょうか?

心理的安全性は、サービス残業の強要で、むしろ極端に低下しませんでしたか?


金も払わない、コミュニケーションも取れない(コミュニケーションコストも払えない)、心理的安全性もない企業を待つ将来は決まっているように思えます。

ノー残業デーの導入により、サービス残業があるかないかに関わらず、離職率が顕著に上昇した企業が幾つかあるのではないでしょうか?


そして、ノー残業デーをやめた企業はありませんか?


本来相関として出さなければならない指標は、企業側の用意するコミュニケーションコストと離職率の相関や、心理的安全性と離職率の相関です。


数字が多少なりともわかっていれば、『ノー残業デー』スキームの裏に隠れた導入しなければならない指標の幾つかが見つかるハズです。


私はですね、その類いの指標の導入の話をね、聞いた事がないんです。


アホだなアホだな、クワバラと思っていましたが、いざ、身の上に振りかかると、知的レベルというね、ボトルネックがね、とある世代にはね、あるんです。


ボトルネックがたった一つあるだけで、会議は空転します。

たった一人のボトルネックが全体の決定を決めてしまう。

私はそんな会議を幾つも見てきました。


過去、数字にアレルギーを起こすのが顕著だったのは、個人的には全共闘世代だったと思います。

全共闘世代がトップの、あの時代、よくわからない数値目標が街には有りふれていました。

素晴らしいですね。(皮肉)

過去となった今は笑い話です。

でですね、最近なくなったと思ってたら、また始まったんです数字アレルギー。

ボトルネックとなる、その世代の名は、



かゆい、かゆ


かゆいかゆいうまいうま


かゆうま

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― 新着の感想 ―
 自分のとこの工場では、ノー残業デー(金曜日に設定されている)の次の日に、 休日出勤して生産を合わせてますねえ。 日勤2H、夜勤2Hで残業すれば土曜日に休日出勤しなくて済むのに わざわざ4H出勤するん…
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