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02b
「こんな風に人と歩くの、久しぶり」
そんな事を言って私の脇を歩くのは、アミ。
どうしても、と言われて一緒の帰路を歩いているのだ。
彼女は丘の上に住んでいるので家はすぐ近く。
丘の下の私たちとは大違いの容易さで学校へ行ける。
因みに財力も桁違い。
丘の上に止まる車は大体BMWかベンツ。
たまにアルファロメオ。
「余り帰りたくないのだけれどね」
そう言って苦笑するアミ。
「なら、ちょっと家に来る?」
何とはなしに言ってみると、
「え、いいの!?」
と、存外良い反応。
言ってから七海はどうしようかともおもうけれど、後の祭りだった。