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03a

 平日だと言うのに、丘の下の街は賑やかだった。

 何処かの修学旅行生や、いかにも有閑そうなマダム達。

 喧騒、と言うのは私は嫌いだ。

 自分が、まるで人間の集団という一つの生物の一部になってしまったような感覚。

 街を歩いて比較的空いている店を探す。

 この辺りは以外と若者向けのファッション店という物が少ない。

 楽器屋なんてものも複合店に申し訳程度についている程度。

 最高クラスのベースがエアロダインのジャズベース、何て言う店だ。

 ただ、カフェとバーは多い。

 その点は気に入っている。

 そうして、少し奥まった所にあるカフェに入る。

 ビルとビルの間、緑に溢れ、レトロな赤いストーブのあるカフェ。

 昨今の規制は喫煙者に厳しいので外の丸テーブルに。

 だから、それを見たのは本当に偶々だった。

 二人連れの影、優男、といった印象の青年と仲良さげに腕を組んだチヒロの姿を見たのは。

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