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名付け

俺は、最初に召喚したスライム、ゴブリン、ウルフ、ゴーレムに10個の名付け枠のうち4つを使うことに決めた。


俺の場合、どんなに弱くても〈カード〉スキルを使うことで初期のステータスなどあってないようなもの

だ。それなら、この最初に召喚した4体とともにこれからのダンジョン強くしていきたいと思った。


「まずは、スライムの名前から付けるぞ。」


俺は今までペットを飼ったことがなければ、人形に名前を付けるなどといった遊びもしてこなかった。だからあんまりというか、かなりネーミングセンスに自信がない。


「んー。」


考えてもいい名前は出てこない。

名前から決めようかな。


「スライム。お前の名前はライだ。」


「ピーー!」


名前を付けた瞬間ライが光りだした。


光が収まるとそこには見た感じ、変わっていないさっきと同じ姿のライがいた。


「ライ、これからよろしくな。」


(こちらこそよろしく、マスター!)


頭の中に幼い女の子の声が聞こえた。


「話せるようになったのか?」


(声を出すことはできないけど、マスターと話せるようになったよ!)


いわゆる念話みたいなもんかな?

名付けをすると全員しゃべれるようになるのなら嬉しいな。


「よし、じゃあどんどんつけていくぞー。」


次はゴブリンだな。


「ゴブリンは雄と雌どっちだ?」


今はしゃべれないので合ってるほうで手を挙げてもらうと、ゴブリンは雄のようだった。


「わかった。考えるから少し待っててくれ。」


雄ならリンって名前はなしかな?

うーん。


「ゴブリン、お前の名前はゴンだ。」


ゴンもライと同様に光りだした。


「殿、これからお願いいたします。」


ゴンは声が出せるんだな。声は渋めだな。

って、殿っていつの時代だよ。


「殿って呼び方どうにかならないかゴン。」


「すいません殿。殿は殿でございます。」


変える気はなさそうだな。まあ、これから慣れていくと思うし好きに呼ばせよう。


「わかった。ゴンもこれからよろしくな。」


次は、ウルフだな。


「ウルフ、次はお前の名前つけてやるからな。」


ちなみにウルフも雄らしい。

うーん。名前からは連想しづらいなー。

毛皮の色が灰色か。


「よし、ウルフお前の名前はグレイだ。」


(ご主人、よろしくお願いします!)


グレイはご主人呼びか。みんな呼び方が違うからわかりやすいのかな?

ちなみに、声は若めの声だった。


「ゴーレム、待たせたな。最後はお前の名前を付けるぞ。」


ゴーレムの名前かー。これは名前から付けようかな。


「よしっ、ゴーレムお前の名前はレムだ。」


これも同じく、レムの体が光りだし話せるようになったようだ。


「...レイ様、...よろしくお願いします。」


声を出すまでに時間がかかっているな。


「レム、声出しにくいのか?」


「...いや、...喋るの苦手です。」


「そうなのか。無理はしなくていいからな。言いたいことがあるときと返事ぐらいでいい。」


「...ありがとうございます。」


話すの苦手だったのね。意思疎通はできるし、無理に話す必要はない。


「これからよろしくな。」


これで、これから一緒に戦い過ごしていくメンバーの名前が決まった。

それぞれ名付けをしたことで喋れるようになったが、能力に変化はあるのか鑑定してみるか。


「ちょっと鑑定してみるから、そのまま待っててくれるか?」


(わかったー!)

「了解いたしました。」

(わかりました!)

「...はい。」


「鑑定。」



【ステータス】

名前:ライ

種族:スライム

レベル:1

MP: 10/10

筋力:E

耐力:E

速度:E

魔力:E

器用:E

SP :0

〈スキル〉

  統率、収納


ステータスに変化はないが、スキルを2つ覚えていた。


〈統率〉

同種の魔物に対して指示がしやすくなる。また、指揮下の魔物の能力が上昇する。



〈収納〉

  ものを体の中に吸収することができる、収納できる数はMP×10個。


統率はいいスキルだ。これから、この4体にはダンジョンを引っ張って行ってもらいたい。

このスキルがあると心強い。収納も便利なスキルでよかった。


次は、ゴンだな。


【ステータス】

名前:ゴン

種族:ゴブリン

レベル:1

MP: 10/10

筋力:D

耐力:E

速度:E

魔力:E

器用:E

SP :0

〈スキル〉

  統率、刀術


統率は同じだな。


〈刀術〉

  刀武器の扱いがうまくなる。


なんか、話し方通りのスキルだな。刀が武器はかっこいい。


次はグレイか。


【ステータス】

名前:グレイ

種族:ウルフ

レベル:1

MP: 100/100

筋力:E

耐力:E

速度:D

魔力:D

器用:E

SP :0

〈スキル〉

  統率、影移動


統率はデフォなのか?


〈影移動〉

  影の中に入り移動することができる。影の中では移動速度上昇。


これは、索敵や暗殺に便利なスキルだな。情報収集にも使えそうだ。いいスキルをありがとうグレイ。


最後はレムだ。


【ステータス】

名前:レム

種族:ゴーレム

レベル:1

MP: 10/10

筋力:D

耐力:C

速度:E

魔力:E

器用:D

SP :0

〈スキル〉

  統率、剛体


〈剛体〉

  体を鋼のように固くすることができる。


ゴーレムらしいスキルだな。これがあればかなりの耐久力になるんじゃないか?


「みんな、いいスキルをもらえたな。改めてよろしく頼む。」


スキルを見る感じ、それぞれが違う役割を果たすことができるバランスのいいチームになった。

これから、俺のスキルで強化していけばどうなるかすごい楽しみだ。


「じゃあ、それぞれに部屋と部下を用意するからそれぞれ訓練していてくれ。指示はまた追って知らせる。」


今は、3部屋しか用意していないから入り口の分岐の2部屋にはライとグレイを配置。

部屋(中)の間に部屋(小)を配置し、部屋(小)にゴンを部屋(中)にレムを配置することにする。

部屋(小)に配置できる魔物の数は全部で5体。中は10体までになっている。


この時点で残りDPは550Pになり、みんなの部下を召喚するポイントがないことに気づいた。


「やべー。使いすぎたな。」


しかたないか。

俺はカード収納から昨日引いた「3」のカードを取り出しアイテムに変換した。

出てきたアイテムは瓶に入った緑色の液体だった。


「これはなんだ?」

鑑定してみると、


【中級ポーション】

  部位欠損以外の傷を癒すことができる。


「これが、ポーションか。中級でこの回復力はすごいな。」


これを、ダンジョン機能でDPに変換して5000Pゲットすることができた。


「回復手段をなくすのは惜しいが今は戦力拡大が優先だ。」


このポイントを使いライ、ゴン、グレイには4体ずつ部下を召喚した。レムは体が大きいので追加で2体追加だ。


「よし、部屋割りと部下も召喚したから各々訓練よろしくな。」


それぞれ、返事をしてくれ部屋に行った。


これで、今日のやることは終わったな。

最後に〈カード〉スキルを使って今日は休もう。


「カード!」


昨日と同様5枚のカードが出てきた。

今日は右端を取ってみよう。


右端のカードを引くと光に包まれそこに書かれている数字はなんと、


「5」だった。


「きたー!」


今日は、素晴らしい日だな。新しい仲間に「5」のカード。

こっから俺のチートダンジョン運営スタートだ!





〈今日の収支〉   

部屋(小)  500P    

ゴブリン×4  400P

スライム×4  200P 

ウルフ×4   600P

ゴーレム×2  500P


Bランクアイテム変換 5000P


残り 1050+5000-2200=3850P
















名前考えるの難しいですね(笑)

スキルも何が強いのかわからなくて好きなの付けちゃいました。

こういうスキル付ければいいとかアドバイスあれば教えてください!

これからもどうぞよろしくお願いします。

次回は明日のam9:00投稿です!

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