第三十六話 水泳の心得〈背泳ぎ編〉
こんにちは!お久しぶりです!
今回はプールデートの続きをお楽しみください。
更新遅れた理由は後書きにて。
俺と碧に玲二、藤原さんの四人で200m自由形のリレーに出ることになった。
「にしても涼太がリレーに出ようなんてどういう風の吹き回しだよ」
「いいじゃねえか」
せっかく四人で遊びに来たのだから思い出くらい作ってもいいと思う。
「小鳥遊さんも桜も思ったより楽しそうにしてるしな」
「そうだな」
会話をしながら俺は準備を進める。
順番は第一泳者が俺で、第二泳者が藤原さん。
第三泳者が玲二で第四泳者が碧だ。
この種目は自由形なのでクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライのどれを泳いでもいい。
「二組の人は準備してください」
係の人がそう言う。
今回は全四組の中から上位10チームを決めるらしい。
ちなみに一組に10チーム、合計38チーム参加してるらしい。
「じゃあ、行くか」
そう言って俺らは進む。
今回の催しは安全第一で、飛び込みが出来ない人は水の中からスタートしてもいいらしい。
「では涼くん、気をつけてくださいね」
「どうせなら一位で帰ってきてもいいんだよー?」
碧と藤原さんの応援を聞きながら俺は歩を進める。
係の人の笛の音を聞いて水の中に入った。
「あれ?七瀬さんって飛び込み出来ないの?」
「………涼くんってなんでも出来るイメージがあるのですが」
藤原さんと碧は困惑している。
そりゃそうだ。飛び込みが許可されてるのにわざわざそのメリットを潰しているのだから。
「いや、違うね」
だけど玲二は理解していた。
「違うって何が?」
「あいつはクロールを泳ぐ気がないって事だよ」
「って事は、涼くんは」
そして笛の音が鳴って周りの人も飛び込みの準備をする。
俺の他に一名が水の中からスタートしようとしている。
他の人は飛び込みは出来るのかクラウチングスタートの準備をしたりしている。
そして俺はというと、背泳ぎの飛び込みの姿勢をとっていた。
「take your make」
ピッ!と、音が鳴って一斉に飛び込む。
背泳ぎを泳ぐのは一番気持ちいい。
他の種目と違って唯一上を向いていられる種目だから。
背泳ぎは飛び込んでからまずバサロキックと呼ばれるものをする。
バタフライのキックをドルフィンキックと言い、クロールやバタフライで水面に上がる前にしている両足キックの事を言うのに対し、バサロキックは背泳ぎのみでする上を向いたまま水中でするドルフィンキックの事を言う。
テレビで水泳選手がしているあれだ。
ちなみにバサロキックやドルフィンキックもだが、このキックをする際は足だけを動かすのではなく、体全体を動かしてキックするとより進む。
足が上下する際に体も上下するのだ。
水面に上がるとすぐに腕を回し始める。
手は両手ともに親指の第一関節のみを曲げる。
指を屈折すると力が入るので親指の第一関節を曲げることによって力を入りやすくしているのだ。
入水の際は手をなるべく遠くの方にもっていき、勢いよく水に入れる。
そして腕は体の横を通るようにして水をかく。
プールの上にある旗が見えると2、3ストロークしてから下を向いて回転する。
クイックターンと言われる技術だ。
足はなるべく水面に近い場所を蹴る。
下の方を蹴るとそのまま上に上がり勢いが死んでしまうので上の方を蹴って水中に入るようにしてそこから再度バサロキックを再開する。
そして数秒後に壁に着く。
俺がタッチしてすぐに第二泳者の藤原さんが飛び込んだ。
俺は近くにあったタイムを測っている電子掲示板を見ると俺のタイムは28秒3と表示されていた。
他の選手はまだ全然泳いでるみたいだ。
つまり一番に帰ってきたことになる。
「まあ、そんなもんか」
しばらく泳いでなかったのでブランクが酷いな。
そう思いながら上がると碧はキラキラした目で見つめていて、玲二は呆れたような表情をしていた。
「どうしたんだ?二人とも」
「いえ、その。涼くんって泳ぐの速いんですね」
「IHに出てる選手に比べたら遅いだろ」
「いやいや、IH選手と比べてる時点でおかしいって」
呆れた表情で玲二がそんなことを言ってくる。
そして藤原さんが帰ってきたので玲二も泳ぐ準備をし、そして40秒も掛からずに碧にバトンタッチをし、結局俺たちは予選一位で通過することになった。
「いや、一位で帰ってきてもいいって言ったけど、あんなに引き離して帰ってくるとは思わなかったよ?私へのプレッシャーが凄かったから」
とは、終わったあと藤原さんが愚痴ってきた。
一位で帰ってこいって言われたから帰ってきたのにそれで文句を言われるなんて。
解せぬ。
というわけで
S (すまん)I(言い訳)S (させてくれ)
S I Sのコーナーが始まりマース!
というわけでコーナーのタイトル通り言い訳させてください。
投稿が遅れた理由。
それは別の作品を書いてたり、違う作品のプロット作ったり、色々してたらいつの間にか三月も過ぎてしまって………
この作品がエタることが無いように完結までのプロットは制作していますので、この作品を読んでくださる皆様、どうか完結まで付き合ってください。
こんな不定期更新をする作者と作品ですが、よろしくお願いします。
この作品は今月は週一更新をしていきます。
5月の更新状況はまた後日お伝えします。
Twitterを見てくださればまあ色々呟くと思うので、気になる方は是非見てください。
ペンネームで調べたらすぐに見つかると思います。
更新すっごく遅くなってしまいましたが、これからは数ヶ月も間を開けないように頑張りたいと思います。




