面白い雑誌見つけたwww
新聞の書籍広告の欄で、面白い雑誌を見つけました。いや、マジで面白かった。
皆様こんにちは。
寝違えから頭痛に発展した、悲しいなろう小説家の加藤良介です。
今回は面白い雑誌を見つけたので、そのご紹介。
しかし、最初に申し上げなければなりませんが、実は私、この雑誌を読んでいません。
一度も読んでいない雑誌のご紹介文なのです。
かつてこれほどいい加減な紹介文があったであろうか。いやない。反語。
読んでいないのに、面白いがどうかどうして分かるのか?
それはですね。この雑誌の見出しが面白すぎるからです。煽りに煽り散らしています。
ですが一つ注意事項。
この面白見出しですが、別にネタに走っているわけではありません。
むしろ笑いなんて一切、取りに来ていません。徹頭徹尾、まじめに書いてあります。
だからなお更面白い。
今回ご紹介する雑誌のタイトルは、その名も「月刊住職」
もう、これだけで面白い。そんな雑誌あったんかいと、突っ込み待ちですよ。明らかに。
発刊元は「興山舎」
タイトルからするとお坊さんがお読みになられる、業界誌なのでしょう。
この雑誌は新聞広告で発見いたしましたが、そのセンセーショナルな見出しに目が釘付けになりました。
私は知りませんでしたけど、その刺激的な見出しで一時ネットで話題になったらしいです。
ここからはその見出しのご紹介いたします。
めちゃ面白い見出しなので、ご期待ください。
それでは始まり始まり。\( ̄▽ ̄)/パチパチパチ
「肉親の骨はゆうパックで寺に送るな!!」
初手から凄いのが来ました。
菩提寺に、ゆうパックで遺骨を送る人がいるんですね。凄い時代になったもんだ。
「ポケモンGO襲来に寺院の対処法」
「ポケモンGOに続く、ドラクエがお寺に来たら」
襲来と書くからには、やっぱり迷惑だったのかな。今は減ったのかもしれません。
「寺の檀家総代の選び方と辞めさせ方」
選び方は分かるけど、辞めさせ方って。
( ゜Д゜)//スゲー、リアルなんですけど。
「お寺でオンライン会議する際の懸念事項」
時代ですね。
なんだろう。後ろで読経がうるさいとかかなぁ。
「各宗派別、交際費実際比較」
これ調べたら後でもめない?
うちの宗派は幾らだけど、あっちの宗派は倍以上使ってる。(*´Д`)//キィー
とても心配です。
「お寺に最適な最新の音響設備の選び方」
マジか。ここは音響マニアの私にお任せあれ。
しかし、何を入れるのでしょう。
パワーアンプとかHDMIケーブルとか要る? 幾つか余ってるのがあるけど。
「葬儀屋のお布施抜き取り事件」
やっぱり、あるんですね。こういうの。
私はお布施の袋に金額を書いてあるから、中抜きは出来ないですけど。
ああ、そっか。袋を変えればいいのか。
「釈迦族は本当にほろんだのか」
これ、めっちゃ読みてぇ~。
結論が本当に滅んだ、だったら怒るけど。
「増える、引き取り手のない遺骨の行方」
増えてるのか。切ないなぁ。
「国政選挙立候補者に宗派推薦は問題か? 」
推薦してたんですね。私は別にいいと思うけど。
「亡き人にせめて幽霊でも会いたい」
檀家さんの切なる思いなんでしょうね。
泣ける。(/ω\)
「住職の本音「坊主丸儲け」は本当か」
大伽藍の住職はそれはもうウハウハよ。
末寺は厳しいでしょうね。
しっかし、普通の週刊誌ならともかく、お坊さんの業界誌でこのネタはヤバ谷園。
「御朱印が投資の対象にされていいのか」
いや、良くないけど、御朱印て投資の対象なの?
誰が金出すんだよ。要らねぇ~。
「ネットで百倍もの値が付く御朱印の大迷惑」
(´・ω・)。あっ、付くんだ。びっくらぽん。
「火渡り法要で参加者が火傷した寺院の責任」
いや、参加者の自己責任でええやろ。ってな感じにはいかんのでしょうねぇ。
おちおち修行もできないご時世か。
「国を相手に寺領奪還訴訟の勝ち方」
いつの時代の話だよ。
寺社本所領の回復って室町時代か。大内義興に頼め。
「現代人は何故、霊場を巡礼するのか」
なんとなくかなぁ。
観光に行ったら、そこが偶々霊場だったと後で知る。
「秘仏を御開帳させる方法」
これって、教えてええんか?
秘仏って滅多に見れないから価値があるのでは。
「お位牌はどこから来たのか」
うちの場合は泉屋さんからですねぇ。
いや、そういうことではない。
「檀家ゼロを七百件にした住職に学ぶ」
どこかの経済紙みたいになってきた。
しかし、顧客ゼロから七百は大したものです。トップ営業マンですよ。
「寺院クラウドファンディングの活用法」
先日、奈良の法隆寺がやってましたね。
一瞬で目標金額を達成して、そのブランド力を見せつけてくれました。
あれは、他の寺はうらやましいでしょうね。
「全道場に衝撃!!修行中の弟子に鉄拳制裁の師僧有罪」
そりゃそうでしょうよ。
(; ・`д・´)//なにやってんだ。
「犬猫供養課税の裁判」
何の話だ。
ペットの供養に税金掛かるんかい。
「伝統を無視する官吏に囲まれた天皇陛下」
これはけしからん。強訴一択です。
寺社勢力による強訴は数百年ぶりになりますが、かまうことぁねぇ。お神輿を丸の内に運びましょう。これですべての行政がストップするはず。
神座が洛中にある場合は出仕を控えるのが古来よりの習わしですし。公務員は無期限の自宅待機です。
「アニメ活用で大盛況の過疎地住職の底力」
アニメってすげぇ~。タイトルを教えてください。
「住職は失業保険はもらえるのか」
加入してたらもらえるはず。たぶん。
「国葬ではっきりした自衛隊の役割」「ロシアの核脅威」
ええっと、何の雑誌でしたっけ。
しかし、安倍さんの国葬ではっきりしたんだ。いったい何があったのやら。
「統一教会に取り入った自民党議員」
なんか文藝春秋みたいになってきた。
このあたりの身辺調査は、しっかりとやっていただきたい。
「自宅にお墓を作る人や、サブスク墓の実態」
サブスクリプションのお墓って何?
妙な時代になったもんです。
「除夜の鐘、継続か変更か」
継続でお願いします。
無しとかあり得ん。
「住職が乗っている車と乗りたい車」
車好きとしては興味津々。うちの坊さんはトヨタのアクアですね。
流石に真っ赤なスポーツカーは無理やろな。
「Z世代の宗教観で分かる仏教の未来」
これは読みたい。
若い人の宗教観なんて聞いたことないもん。
「住職アンケート"檀家の死を予見できるか"」
何聞いてんだよ。予見できたら怖いわ。
見える。お前の寿命が見えるぞ。
( ゜Д゜)//死神かい。
以上、私が面白いと感じた「月刊住職」の見出し集です。
( ̄▽ ̄)//意外と面白いでしょ。
全体的にこんな感じです。
勿論、コロナ下における住職のあり方、みたいなまじめな記事もたくさんありますけど、マジかよと言いたくなる見出しが盛りだくさんでした。
お坊さんのリアルが伝わってくる良い雑誌です。
アマゾンで買えるし、一冊買ってみようかな。
終わり
大きな反響を頂いたエッセイです。
日計ランキングも一位を取り、たくさんのご感想を頂きました。
ありがとうございます。




