僕の考えたばいきんまん
勇気の鈴が・・・・・これ以上は不味い。
それいけアンパンマンを知らない日本人なんているんだろうか、某国のスパイですら基本事項として勉強してくるんじゃないのってレベルの国民的アニメだと思います。
この作品の中で私の一番のお気に入りはタイトルにあるようにばいきんまんです。
彼の行動理念は時々分からないことがありますが、基本的にアンパンマンと敵対するのが通例。
カビルンルンとか自作のロボットで悪さをしてはアンパンマンにどつかれて山の向こうまで飛んでいくわけなんですが、彼は全くめげずに来週になると帰ってきます。
うーん。タフネス。
さて、このアニメを見ていていつも思うのは「バイキンUFOって凄くね」です。
このUFOはUFOらしく反重力エンジンらしきもので機動し、単独で大気圏外に飛び出せる性能を持っているスペシャル・スーパーマッシィーン。
一台頂戴。
一番目立つ使い方が、ばいきんまんが作ったロボットのコクピットとしてです。
バイキンFUOに外部パーツとして腕とか脚とかドリルとか様々なオプションを装着できます。それだけてなくペイロードに余程余裕があるらしく、飛んだり跳ねたりできますな。
アンパンマンにどつかれると外部パーツが外れたり、やばくなると「ばいきんまん」がパージしたりしますが、これってガンダムで言うところのコア・ブロック・システムと同じですな。
スゲー。アナハイムもびっくり。
バイキンUFO一台あれば様々なロボットのコア・システムとして使えます。
しかも、相当優秀なAIと言うか制御システムを積んでいるらしく一本~二本の制御レバーと一つ二つのボタンで、形状も用途も大きさも違うロボットを問題なく運用できます。
まだまだ、凄い点はありますが、ひとまず置いといて。
私は、このFUOを作った人間は誰かを考えてみました。
第一候補はもちろん「ばいきんまん」ご本人。
毎週のように、新型ロボットや変わった装置を開発しているので能力はありそうだが、一つ疑問が生まれます。
それは、バイキンUFOの完成度とバイキンマンが毎週作ってくれるロボットの完成とに開きがあり過ぎるように思えるからです。
だって、大体、15分ぐらいでアンパンマンにぶっ潰されるんですよ。アンパンマンが強いと言っても、あまりに簡単にやられる。
うーん。バイキンUFOみないな傑作機を作れるのに外部パーツはお粗末すぎる。
そこで私は、バイキンUFOの製作者は別にいるように感じます。
それは、ばいきんまんのお父さんです。
私はアンパンマンを全て視聴したわけではないので憶測ですが、ばいきんまんのお父さんは出てきていないはず。
なぜ、出てこないのか。それは、すでにお亡くなりになられているからではないでしょうか。
ここからは、ばいきんまんのお父さんの設定です。
ばいきんまんのお父さんは、相当レベルの高い航空機技術者。
反重力エンジンを搭載したコア・ブロック・システムを開発に成功。って事は相当軍事機密の高い組織に所属していたと考えられます。
軍直属の研究所かグラマンやボーイングのような国防産業で務めていたのでしょう。
彼は次世代防衛兵器のトライアルに向けてバイキンFUOを開発したのではないでしょうか。
あらゆる任務に対応するため、その用途において外部パーツを変更することで対応する、今でいうところのマルチロール機として開発したのでしょう。
なんて、先進的なシステムなんだ。
ですが、彼の開発したバイキンUFOは軍のトライアルに敗北します。
何に敗北したのか、そうです。陸軍特殊生体研究所のジャムおじさんの開発した人型小麦兵器にです。
さて、バイキンFUOと人型小麦兵器の有用性を比較してみましょう。
ここで、わたくし初めてのステータスオープン。
これで、私も立派ななろう作家。あっ、因みにデータは全てぼくちんの妄想です。
バイキンUFO
動力 HJEI-14 反重力エンジン
燃料 プルトニウム
制御システム AS-3DF 半自立型統合制御システム
外部装甲 形状記憶チタン
搭載兵器 腕 足 水鉄砲等の投射兵器 ハンマー ドリル
ペイロード 11トン
速度 亜音速
最大飛行高度 高度1000㎞ 外気圏
価格 360億円 たぶん安い
人型小麦兵器
動力 あんこ(粒あん)
燃料 あんこ(こしあん)
制御システム 胴体内蔵以外不明
外部装甲 小麦 (パン) 服
搭載兵器 歩兵用装備全般 なくてもいい
ペイロード 2トンぐらい?
速度 時速360㎞ 新幹線より早い
最高飛行高度 高度4000m 富士山なら飛び越えられる
価格 時価 季節により変動します。多分10万円あればいいんじゃね
空軍と陸軍でトライアルはないんじゃね。っというもっともな意見には耳を塞いで。
これ、どっちが優秀?
地上に対応した航空機と空を飛べる歩兵。
どっちもありだとは思いますが、財務省的には人型小麦兵器一択。
バイキンUFO一機で人型小麦兵器36000機? 何て数だ。戦時体制の3個師団分、配備できます。仮に100万円だったとしても3600機。
勝負になんねぇ。こりゃ負けるわ。
任務が被っている上に、価格が天と地ほど違うんだもん。どうすりゃいいんだ。
という訳で失意の内に、ばいきんまんのお父さんは兵器開発から身を引きました。
それまで仕事一筋に打ち込んでいた人が退職して燃え尽きるのと同じで、ばいきんまんのお父さんはしばらくして病気になってお亡くなりになりました。
お父さんのお葬式にばいきんまんは誓いました。
「父さんのメカの方が人型小麦兵器より優秀なんだ。それを証明してやる」
そして、ばいきんまんは軍を脱サラしてパン屋を始めたジャムおじさんが開発した人型小麦兵器の決定版、アンパンマンに立ち向かうこととなったのです。父の残してくれたバイキンUFOを駆って。
ああ、何と言うことでしょう。
この解釈なら、ばいきんまんがアンパンマンに絡んでいくのがスッと理解できる。
何なら、ばいきんまんに感情移入すら容易です。
私は生体兵器よりロボット兵器の方が好きなんだ。
頑張れ、ばいきんまん。
だが、現実は非情だ。
相手は天才技術者だった父が負けた生体兵器開発のレジェンド、ジャムおじさんの最終兵器アンパンマン。引きかえ、優秀とはいえまだまだ若輩のばいきんまん。毎週のように敗北し、山向こうまで殴り飛ばされます。
なっ、涙なしには見れません。
終わり
私の妄想にお付き合いいただき誠にありがとうございます。
アンパンマンガチ勢の方にはご不快な内容かもしれませんがご寛恕ください。
これまた、全く読んでもらえなかったエッセイです。
ミリオタの思考構造を研究する上では、一級品の一次資料ですw。( ̄▽ ̄)//




