プロローグ(だと思いたい)
初投稿!
誤字脱字が多いと思うけど読んでくれると嬉しいです
突然だが俺は今ある女の子から逃げている。
何故逃げているかだって?そんなもん俺が知りたい。だけど一つだけ分かることがあるとしたら逃げないと俺の命が危うい。というか死ぬ!
だから俺は必死に逃げる。
しかしそんな行動は意味をなさなかった。
逃げている途中で道に曲がったときに、その女の子は俺のことを待ち伏せしていたのだ。
「もう、どうして逃げるんですか? 集佑くん」
そう笑顔で聞いてくる由衣さん。でも目が全然笑ってない。それどころか黒く濁っている。
「ど、とうして由衣さんがここに...」
おかしい、さっきまで後ろを付いてきてたはずだ。
「どうしてってもちろん集佑くんを追いかけるためですよ。そのために集佑くんが行きそうな道で待ってただけです。」
忘れていた。由衣さんは何故か俺の事を知りつくしてていつも俺のことを先回りして行動していたことを。
「な、なんで追いかけてくるんだよ」
「それはもちろん集佑くんをお仕置きするためですよ。私との約束破りましたよね?」
「まてまて、約束なんてした覚えはないぞ?」
「何をとぼけているんですか? 私言いましたよね。他の女の子と親しくしたら嫉妬しちゃいますって」
「確かにそうは言われた気がしないでもないけど、それって約束とは違うような気が......」
「そうですか。そんなにお仕置きされたいんですね。分かりました。もう私しか見られないようにしてあげます。」
やばい、やばい、やばい、このままじゃ俺の人生がさよならしてしまう。どうにかしないと。
「ま、まって由衣さん、そもそもその女の子には勉強を教えて欲しいと言われただけで親しくしていたわけじゃないからね、だ、だから早まらないで」
「つまり、私よりもその子を優先した訳ですよね。許せません。私だけ、私だけを見ていればいいんです」
やばい、まさかの弁解が逆効果になってしまった。
「覚悟してくださいね。集佑くん」
どうやら俺の人生はここまでのようだ。
何故こんなことになってしまったのだろうか。俺は普通に高校生活を楽しみたかっただけなのに。
いつの間にか俺の青春さんはどこかへいってしまった。鈴野 由衣というヤンデレを置いていって。
いつ俺は選択を間違ってしまったのだろうか?
ことの始まりは高校の入学式のときだった......
ヤンデレな女の子って意外に良いですよね
少し憧れます




