第533話 14歳(夏)…流れ星を抱く者
ティアウルを奪い返したことにより、ルファスに対して攻撃を躊躇する必要がなくなった。
人質を取っての優勢から一転、危機的な劣勢となったルファスは再び人質を取ろうと素早く金属触手を伸ばしてきたが――
「お、おおっ!?」
戸惑いながらも放ったティアウルの一撃――斧槍によって弾かれた。
ただその動き、斧槍を振ると言うよりも手にした斧槍がひとりでに動いたため引っぱられ、振らされたという怪しいものであった。
が、その威力の無さそうな一撃は、弾いたルファスの触手を一瞬でボッと王金の金属粉へと転じさせた。
「あ、ああぁっ!? な、馬鹿な!?」
それはおそらく、斧槍が宿す金属特効の効果なのだろう。
もしかしてどんな金属でも塵に変えることが出来るのだろうか?
だとしたらなかなかとんでもない効果だ。
金属で作られた武器も防具も、きっと巨大ロボだって強度無視で粉砕することが出来るのだから。
「すげえな……。はっ、もう人質なんか意味ねえぞ!」
この斧槍の存在はルファスが人質を取る意味すらも潰す。
人質を内部に取り込もうと、斧槍で金属粉に変えてしまえるなら救出も容易となるのだ。
無敵にも思われた王金のスライムであったが、シアの鎌とティアウルの斧槍、すでに二つ、この場には奴を殺せる武器がある。
戦況は怪しく、そして自らを取り巻く対外的な状況も劣勢となった今、奴がとれる行動は逃走が最適であると思われた。
が、ルファスはしつこくティアウルを狙い、攻撃を繰り返した。
「おおぅお!? なんだこれ!?」
ティアウルは困惑しつつも斧槍に導かれ、その攻撃でもってルファスの触手を金属粉へと転じさせる。
やがて――
「おのれ……、おのれ! よくも私の力を! よくも、よくも私からまた奪ったな!」
ルファスが固執していたのは地の星が宿していた力。
ルファスはメタルスライムに取り込まれたが、メタルスライムはその意志をルファスに取り込まれているようだ。
もしかしたらメタルスライムの意志はイールへの憎しみと自己の強化への執着くらいしか残っていないのかもしれない。
ともかくルファスは状況の危うさよりも、その感情――執念によって逃走など考えもしないようだ。
一応、おれは投降を勧めることも考えていたが、あの様子では無意味な試みとなるだろう。
あれは亡霊に乗っ取られた王金のスライムなのだ。
『幕は引け、夜は明ける。さあ、後は死力を尽くすのみよ!』
言われなくても――。
「皆はシアとティアウルが攻撃する機会を――」
「さ・せ・る・かぁ!」
ここでルファスは触手による攻撃を諦め、きれいな球体状に変化すると全体から糸を放出した。
いや、あれも触手なんだから、結局は触手攻撃となるのか?
そんなことをおれが考えているうちに、ふわっとしていたルファスはさらに糸を伸ばし、それを高速で動かし始めた。
それは王金の極細ワイヤーによる無差別攻撃。
ワイヤー自体は非常に軽いはずなので、それ一発の威力は大したものではないだろう。
当たっても負うのは小さな裂傷、かすり傷程度ではあるまいか。
だがこういった糸による攻撃の真価は対象に接触してからだ。
触れた糸が擦れると摩擦で裂傷はさらに酷いものになるし、絡まりでもしたら最悪切断である。
そんなものがこの数――、いや、量とくると……、攻撃範囲内への侵入は自殺行為。
もうこれだけでもやっかいだと言うのに、ルファスの攻撃範囲は急速に拡大、この広間全体へと及んでいく。
「集まってください! フィーリーが防いでくれます!」
この危機に直ちに反応したのはサリスであり、すんでのところでおれたちはウサ子が作った念力の安全地帯に避難した。
糸自体は非常に軽い、ならば念力で弾くことができる。
これに気づいたウサ子は賢いな。
「みんな、守る! ジェミも!」
同じく念力を使えるジェミナ、それからコルフィーの肩に乗るプチクマも皆を守るべく結界作りに参加する。
このウサとクマとジェミナの活躍によってしのいだ状況、何らかの手を打たねばこちらが不利になるばかりだ。
しかしどうしたものか。
王金のワイヤーは領域内の何もかもを切り刻むべく暴れ回っており、それは視界すらも悪くしている。
さらに紙ヤスリで擦られたように床が粉塵と化し舞うせいで、奴の姿すら霧の向こうにあるように朧気になっていた。
「ちっ、せこい攻撃してきやがって……」
だが困ったことに効果的だ。
この糸による無差別攻撃はすでにこの場を支配している。
いくらシアが素早くとも雨の中に飛び込めば必ず濡れる。
もうこれは速さで対処できる段階ではなくなったのだ。
さらに細い糸であるためそれほど自身を削る必要がなく、シアやティアウルに滅ぼされてもすぐ補充できるとくる。
やっかい、実にやっかい。
追い詰められて効率的、効果的な戦い方を閃いたのか。
状況は一旦膠着。
そのなかで室内には糸が空を切る小さな風切り音の多重奏と、サァーという床が削られていく音ばかりが響いている。
「ご主人さま、ここはわたしがアークさんに同行してもらって突撃するのがいいんじゃないですかね?」
プチクマの念力バリアで守ってもらいながらの特攻か。
確かにそれは効果的に思えるが――
「自分を殺せる者が突っ込んでくるとなれば、集中攻撃されるんじゃないか?」
「じゃあシアに気を取られているうちに、あたいがこれ投げようか?」
そう言ったのはティアウルで、投げるものは斧槍だ。
「どうだろう、投げても効果はあるのか?」
「あると思いますよ」
そう答えたのはコルフィーだ。
「ただ外した場合、その斧槍はまたティアウルさんの手に戻るまで金属破壊の効果が発揮されなくなってしまいます。もしそれに気づかれた場合、捕まえられてポイされるかもしれません。ほら、ちょうど真ん中に地下への穴がありますし」
「あ、あたいそれ困るぞ……」
手持ちの札をどう活かせば奴を倒せるか――。
相談を始めた矢先、ガンッ、と背後で音がした。
するとそこから立て続けに、ガガガガッと音が響き、床や背後の壁に穴が空いたり、えぐれたりするようになった。
「主、飛んでくる、何か」
「そうきたかよ……!」
先に手を打ってきたのはルファスだった。
煙る向こうから、奴は王金の弾丸をこちら目掛けぶっ放し始めたのである。
弾丸自体は小さく軽めとはいえ、そこに速度が加わっての威力は侮れるものではない。
事実、弾丸を防ぎ続けるのは堪えるらしくジェミナはつらそうだ。
おそらくプチクマやウサ子も苦しいだろう。
ひとまずクマとウサには〈真夏の夜のお食事会〉で力を与え、もうしばしこの状況をしのいでもらうようお願いする。
と、そこで考え込んでいたミーネが言う。
「お願い! ちょっとやってみたいことがあるから守って!」
「やってみたいこと? ここで派手に魔術をバーンってやったら建物がバーンて崩れてくるからダメだよ!?」
「そ、それくらいわかってるわよ! そうじゃなくて、ああもう、ともかく守って! きっと今なら出来るから……、いえ、これくらい出来ないといけなくなったから!」
そう叫ぶと、ミーネは構わず目を瞑り意識を集中させた。
この状況で完全無防備な集中状態。
するとタイミングの悪いことに、ここでルファスから放たれる弾丸の命中精度が上がってきた。
弾丸はほぼこちらに収束し、それを受けとめるジェミナは必死、体がぶるぶると震え、呼吸も荒く唸るようなものになっている。
そして、チュン――、と。
わずか数発であるが、念力の防御壁を貫通した弾丸の風切り音がすぐ側で聞こえるようになった。
「猊下は私の後ろへ」
「妾ならこれくらい平気だ、背に回れ」
「ニャーの武器は盾にもなるニャー」
「ドワーフという種族はわりと頑丈なのでな」
要となるジェミナ、それから集中を続けるミーネを皆で囲み、さらにアレサ、ヴィルジオ、でっかい獣剣を盾にしたリビラ、それからレザンドが正面に立って壁となる。
危機的状況のなか、ミーネはそれでも目を瞑ったままだ。
どれほど集中しているのか。
ミーネはぶつぶつと同じ言葉を呟いている。
「其の名は炎……、其の名は炎……、其の名は炎……」
切っ先が床に触れそうなくらいにまで下げた剣。
ミーネが呟くたびに火がまとわりついていき、今では炎となって剣を持つ右腕を伝い肩にまで到達していた。
そして――
「来たれ――〝炎名冠者〟」
ミーネがそう告げた時、剣を包むように燃えさかっていた炎がフッと散り、残ったのはちらちらと剣身の輪郭を包む赤い線。
それは火が立たず、蝕まれるように紙が燃焼しているときに見る光のラインのようであった。
「できた……」
少し驚いたようにミーネは呟き、それからキッと煙る前方を睨む。
「アーク! 一緒に来て!」
ミーネがプチクマを呼ぶ。
プチクマはすぐにコルフィーの肩から跳躍するとミーネの肩に飛び乗った。
「細かいのはお願いね!」
任せろ、とプチクマが手を挙げると同時、ミーネは念力の結界を抜けだしてルファスへと駆ける。
「いやっ、おまっ、それ危ないって話してた特攻じゃねえか!」
まさかそうくるとは思ってもおらず、止めるのが遅れる。
だが幸い、守る範囲がミーネ一人分だけになったプチクマの念力はワイヤーと弾丸をあらぬ方向へと逸らし、見事務めを果たしている。
そのプチクマの頑張りにより舞っていた粉塵も押しのけられてミーネの進む先、ルファスまでの視界が通ることになったが――
「おのれ!」
現れたその姿、球体からこちらに向けずらっと並ぶ筒――銃口。
その中心に、今まさに形成されつつあったのが人くらい飛び込めてしまいそうな砲口だ。
ミーネはきっとあれが何かわからない。
魔法全盛のこの世界、爆発で砲弾を飛ばす大砲はマイナーな存在であり、軍事に関わる者くらいしかその存在を知らないのだ。
あんなもの、発射されたらジェミナとウサ子による念力の結界もぶち抜く威力のものとなるだろう。
まして、たった一体のプチクマ、その結界を頼りにしているミーネは――。
「あ――」
瞬間的にわかった。
あれはダメだ。
ダメだ。
だから時よ、――止まれ。
「針仕事の向こう側ッ!」
叫び、超加速した意識。
何もかもが緩慢と化した世界の中で、それでも仮面の呟きは変わらず響いた。
『守って、とは珍しいことをレディは言ったな』
ああ、言った。
『ならばその信頼に応えねばならんな』
ああそうだ、応えないわけにはいかない。
だけど――
『だけど、なんだ。貴様いつまで異邦人でいるつもりだ? この期に及んで、まだ法則だの現実的だのと小難しく考えていたいのか? 下らぬ、まったく下らぬ。捨ててしまえ、そんなもの! 面白くもない現実など、その幻想で打ち砕け! 今汝がやるべきは、レディのために叫ぶこと! 汝がそうと願うなら、結果など自ずとついてくる!』
「――――ッ」
縫牙に縫いとめるは黒き雷。
『救いたくば願え!』
形成されるは剣。
『叫べ!』
それは黒雷の――、いや、冥き神の猛威だ。
『今こそ放てッ!』
「オォォ――――ク・ダイナミックッ!」
放たれた黒き斬撃はミーネをすり抜けてルファスに直撃する。
発射体勢にあった砲は他の銃口もろともその力に押しつぶされ、ルファスの内側へとめり込むことになった。
それはとても電気による現象ではない。
これまでおれは『電気』という枠組み、もしくは特殊な効果があることを理解してからそれっぽい能力を用意していたが、この時、初めて、おれはそういった先入観を無視――本当の『魔術』というものを行使したような不思議な感覚を覚えた。
そこでおれはうっかり気を抜き、意識の超加速状態は解除されてしまったが、この、やっぱりよくわからないオーク・ダイナミックによってミーネが突撃するだけの時間は稼げた。
ならもう大丈夫だろう。
出鼻を挫かれたルファスは金属の触手を伸ばしミーネを迎撃しようとするのだが――
「――フッ」
まとめて一閃。
剣と金属触手。
ぶつかり合えば金属音くらいするものだが、ミーネの放った斬撃は音すら響かせず触手を断ち切った。
そればかりか――
「ぐあぁぁぁ!?」
断たれ、床に落ちた触手ばかりか、本体に繋がっている触手までもが熱により赤く、そして橙になり、瞬く間に融解していく。
ルファスは混乱しつつも、伸ばした触手を分離させることで融解が本体にまで及ぶのをかろうじて阻止した。
正確なところはわからないが、あれはミーネの全力――火の魔術が収束した『何でも斬る剣』であり、『斬りつけたものを滅びるまで燃やす』という代物なのではないだろうか。
「性質は違いますが、アプラちゃんと似た感じっぽいですね」
「え、えげつねえ……」
これまでミーネの習得した各属性――地・水・風の必殺技は派手でわかりやすいものばかりだったが、一番派手になりそうだった火は一転して地味なものとなった。
だが派手さや破壊効果範囲は極端に削られたものの、それを補ってあまりある威力、そしてどんな状況でも使える汎用性を手に入れた。
かつて剣だけだったミーネは魔術を使うようになったが、その締めくくりとなる火の魔術で再び剣へと回帰したのだ。
「く、来るなぁぁ!」
「行くに決まってるでしょ!」
阻もうとルファスが攻撃を繰り出すが、ミーネとプチクマはそのことごとくを斬り、逸らし、そして辿り着く。
「あぎゃぁぁぁ――――ッ!」
ミーネの一撃によってルファスの体がみるみる赤らむが――
「ま、まだだ! まだぁぁ――――ッ!」
叩き込まれた魔導的な影響を、己の魔力によって抑え込もうと悪あがきをする。
だがすでに体の外側が溶け出し、ワイヤーは全滅している。
もう一押し。
もう一押しなのだが、苦しみ悶えるルファスが暴れるせいで融解した王金が飛び散り、それはプチクマではそらせず、そしてミーネが斬っても意味のないもの、攻撃したくとも誰も出来ない状態になっていた。
うかつに近寄れず、魔法を放とうにも吹き飛ばすような威力があっては融解した金属の雨が降ることになる。
だが――
「あたしが冷ましてやるよ!」
シャンセルが叫び、刀を鞘に収めると中腰に構えた。
その鞘だが、よく見たら全体が金属で補強され、回廊魔法陣のラインがうっすらと光を帯びて浮かび上がっている。
「リィが改造してくれたんだ。ただなー、調整が間に合わなくて使うと全部もってかれるんだよ。だから――これ一発だ! あとは頼むからな!」
そう告げ、シャンセルは力を溜める。
鞘を走る回廊魔法陣のラインがはっきりと見えるようになり――
「女王令ッ!」
シャンセルが叫び放ったもの。
それは白い斬撃だ。
斬撃はルファスに激突した瞬間に霧散。
こちらにまで伝わるほどであった高熱がごっそりと奪われ、ルファスは瞬間的に凍りつく。
いや、この場合は焼き入れによる硬化か?
「っしゃー! 行けー!」
力を使い果たして倒れ込みながらもシャンセルが叫ぶ。
たった一発しか放てないとしても、あの熱量を一瞬にして消し去るとか大した威力だ。
このミーネとシャンセルの奮闘により、自分の体の性質を強制的に変質させられたルファスは固まったまま動くことも叶わず、もちろん分裂なども出来はしない。
これならシアのアプラで葬ることが出来る。
「シア!」
おれはシアの名を呼ぶ。
が――
「いえご主人さま、ここを決めるのはわたしではありませんよ!」
「――?」
一瞬どういうことかと考えたが――
『幕を引くに相応しき者。ヴァイロの夜を砕きしは、流れ星を抱く者をおいて他におるまい』
ああなるほど、そりゃそうだ。
「ティアウル!」
「わかったぞ!」
ティアウルは即座に応え、流星の斧槍を担ぎ構えた。
そして――
「えっと――、流星撃ッ!」
投擲。
放たれた斧槍は煌めき、未だ硬化から回復できぬルファス目掛けて光の尾をひいて飛翔する。
「おのれぇぇぇ――――ッ!」
ルファスは叫び、逃れようと抗うもやはり動けず、放たれた流星の斧槍が突き刺さる。
瞬間――。
ボッ、と。
ルファスは一瞬で金属の粉末と化し、淡い緑みのある金色の砂の山を築き上げることとなった。
△◆▽
ルファスは王金の屑となった。
やったか――、とか言いだす者はいない。
ちょっとシアがうずうずしているのは気のせいだと思う。
おれが顔から仮面を外すと、仮面は手から離れ宙に浮かんだ。
『我が助けを必要とするならば、また呼ぶがいい』
そう告げ、仮面は黒雷を散らしながら虚空へと消えようとするのだが……、おれはそこで気乗りしないことを尋ねた。
「おい、最後に一つ聞きたい」
『む? よかろう。なんだ』
「おまえ……、どんだけ仮面怪人増やしてんの?」
知りたくはないが、知っておかなければならないことだ。
すると仮面は言った。
『ふっ、汝はこれまで作ったパンの数を覚えているか?』
「こいつ微妙にわからねえことを……」
『つまりはそういうことだ』
「おまえ把握してねーのかよ!?」
『さらばだ!』
「いやおまっ、まだ話がってちょま――、待てよクソが!」
『はははは……!』
おれの悪態など気にも止めず、仮面は笑いながら虚空へと消えた。
ちくしょう、やっぱりろくでもねえ。
それからおれは頭をわしゃわしゃしたり、地団駄を踏んだりして苛立ちを誤魔化してから皆を見る。
おれと違い、皆は揃って「やってやった」という満足げな顔である。
そのなかでティアウルはしょんぼり気味に言う。
「みんなごめんなー、あたい、迷惑かけ――」
「ちげーだろ」
と、ティアウルの言葉を遮ったのは、ぺたんと座り込んでいるシャンセルだ。
「正直よくわかんねーけど、つまりはダンナのためだったんだろ? そんなのここにいる連中の誰が責められるってんだよ。話したら止めたくても止められねーだろうし、そう考えてここに来たんだからそれは――、なんつーか……、まあいいんだよ。そうじゃなくて、ティアが謝る必要は無いって言うか、ここはほら、みんなで迎えにきたんだし、珍しく姉御まで腰を上げたじゃねえか。言うことが違うだろ?」
ティアウルは少しきょとんとしたあと、何か思いついたようにハッとして――。
それからにこっと微笑むと言った。
「みんな、来てくれてありがとな!」
その言葉に皆はそれぞれ笑顔。
素直に微笑む者もいれば、苦笑気味な者もいた。
※王金ワイヤーに対する主人公の見解を修正・加筆しました。
2018/11/13
※誤字の修正をしました。
ありがとうございます。
2019/02/10
※脱字の修正をしました。
ありがとうございます。
2021/05/02
※文章を修正しました。
ありがとうございます。
2023/05/14




