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<じゅずご>
<じゅずご>
或冬の日に、学校の西側の広い田んぼを、子ども達数人と歩いていた時です。広いたんぼには、下水道が幾筋も通っています。冬になると、水も秋草も枯れてきます。その、雑草の中に、枯れた数珠碁が一杯生えていました。子ども達が2・3人、
『あっ、じゅずごだよ。』
と言って 駆け寄りました。模様の付いた美しい、じゅずごの実を取り出しました。
『これは、お手玉に使うと、最高に良いのだよ。』
と、言うと、皆、駆け寄って、夢中になって取り始めました。何時の間にか、自分の運動帽子に入れ始めました。
『先生、これどうする。』
『家へ持っていってお手玉を作れば、』
『作れないよ、』
と言うので、私が預かる事にしました。
ビニールの袋に一杯になりました。家へ持っていくと、家内がお手玉を作ってくれました。2,30個は出来たと思います。
教室の隅に置くと、何人か集まって来て遊びました。楽しい遊び道具になりました。お手玉を上へ投げてしっかり握り締めた時、さらさらと硬い音を出して、周りに響きます。
この手触りと、手に感じる重みと、爽やかに響くじゅずごの音は、お手玉には、最高の材料です。




