018 『問題』
『問題』
今日も今日とて夏の太陽は空に輝き、紫外線と熱気をあたり一面に振りまいている。けれど、そんな日差しの下に立っていても、今は全然辛くない。寧ろ、期待が高まるばかりだ。
「おまたせ。暑い中、待たせて悪かったわね」
「いえいえ、僕も今来たところですから」
本当は十分ぐらい待っていたが、男はこう答えるのがお約束だ。それにしても、言葉だけならデートの待ち合わせのようなやり取りである。当たらずとも遠からずな状況ではあるけれど。
「それにしても、なかなか大胆なものを選んできましたね、また」
「……ふん、どうせ私には似合わないって思ってるのでしょう。分かったわ、ちゃんと幼女趣味の君の期待通り、紺色の学校指定のものに着替えてくればいいんでしょう、このロリコン」
「いや、そんなこと思ってませんよ、なんでそこまで卑下するんですか!? ていうか、なんですかその謂れの無い罵倒は!? 僕がいつロリコンなんていいましたか!?」
「乙女心が分からないからよ。普通、こういうときは何か観想を言うものじゃないのかしら?」
「あっ、えーっと、その……」
言われて、改めて先輩の姿に目を向ける。
小柄な体格ながらも、大きくは無いがしっかりと存在感のある胸。そして小ぶりながらも張りのあるお尻。それらを隠すのは小さな布きれ、――黒のビキニのみ。
そしてそれ以外、くびれた腰に細く折れそうな腕、普段はソックスで隠れたすらりとした美脚を含めた先輩の白い肌は、さんさんと照りつける太陽の下に惜しげもなく晒されていた。
「あの、最初はちょっとビキニって驚きましたけど、似合ってます。綺麗ですよ、先輩」
先輩の水着姿は本当に綺麗だと思えた。そもそも、こんな小柄でも先輩は僕より年上なのだ。だから、例え先輩にときめいたとしても、僕はロリコンではない……はず。
「褒めてくれるのはいいけど、なんだかそう面と向かって言われると、流石に照れるわね……」
「じゃあ、いったいどうしろっていうんですか。注文が多すぎますよ」
「そういうのは、私に聞くんじゃなくて自分で考えなさい。それより、ここまできたんだから、いつまでも更衣室の前にいないで、早く泳ぎましょう。いい加減暑くなってきたわ」
「あっ、あぁ、そうですね。折角のご褒美ですし、泳がなくちゃ、損、ですよね……」
そう、ご褒美なのだ。昨日までの五日間、夏季ボランティアを頑張ったご褒美に、先輩がレジャープールに誘ってくれたのである。正直、先輩の水着姿が見れただけで十分な報酬だ。
「ほら、さっさと行くわよ。流れるプールやスライダーとか、色々あるみたいよ」
プールが嬉しいのか、普段よりテンション高めの先輩。けれど、現実として、どうしようもなく重大な問題が一つあった。しかし、楽しそうな彼女を見ていると、どうにも言い出せない。
――僕、泳げないんですけど、なんて。……どうしよう、マジで。
予約掲載入れるの忘れていたという罠。orz
内容としてはサービス回。
ロリクールな先輩の黒ビキニとかイラストみたいです。
……絵をかけない自分が悲しい。
そんなこんなで次回もよろしくお願いいたします。




