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魔女のライナ  作者: あら あらさん
第三部 守り石の使い手とライナの使命
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第五十一話 卒業と別れ 前編

第五十一話 卒業と別れ 前編


ツーシンの着信音が鳴り止まない。明日は魔法学校の卒業式だから、みんなが「いままでありがとう。」みたいな電話をかけてくる。


対応するのがとても忙しい。さっき友達からの電話をきって、またかかってきたよ?面倒くさいなと思いながらツーシンを耳にあてた。レイナからだった。


『もしもし、ライナ~?明日は卒業式だね。終わったら魔法公園で遊ぼうよ!』


「うん、別にいいよ。でも、集まって何するの?」


『えっ?まあまあ、それはその時に考えればいいじゃん。まったね~!』


きられた。



☆☆☆


「うん、来るって。」


レイナが言った。


「ライナとのお別れが明日なんて、つらいね。」


カナが言った。


「しょうがないわ。魔法星の悪を倒すのに、関係の無い人を巻き込んでしまったらだめよ。この卒業と一緒にお別れして、ライナには普通の人生を送ってもらうのよ。」


ウルが言った。


「サキちゃんは知らないと思うけど、いろいろあったんだよ。私が守り石の使い手だって気がついたのもライナのおかげ。カナが魔女になったときに支えたのも、牢屋に入っていたウルを助けたのもライナ。ライナが一番頑張っていたんだよ。」


レイナが言った。


「ふ~ん。それで、別れるライナのためにこのオルゴールを作ろうと言ったの?」


サキちゃんがいった。


「そうよ。こんな風にクリスタルとアメジストとラピスラズリとエメラルドとルビーで作ったものだもの。きっと大事にしてくれるわ。」


ウルが言った。


「実はね、このオルゴールを聞くと、忘れていた思い出の記憶が蘇る魔法をかけておいたの!」


レイナはオルゴールを撫でながら言った。


「喜んでくれるかな…?」



☆☆☆


「くしゅん!!」



続く…。

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