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第五十話 使い手
第五十話 使い手
私はカレンダーを見つめて、ためいきをついた。魔法学校での生活もあと、半年。
緑星も復活し、一安心。
私には、一つ気になることがあった。
それは、アメジストの使い手のこと。結局私は偽者だった。では、本当の使い手はどこにいるんだ?
私がどうなるかは分からないが、後に使い手は魔法星の悪を倒さなければいけない。そのときに使い手が五人いなければ、悪に勝つことはできないだろう。
「アメジストの使い手…。」
私がつぶやくと、部屋のドアを開けてママが入ってきた。
「大丈夫よ、ライナ。使い手が集まる必要のある時は、守り石の力でひきつけられていくから。自然に集まるわよ。」
ママが言った。
「ライナ。まさか、もう一人の使い手を集めないと、なんて考えてない?」
「え。何で分かったの?」
「もう頑張らなくてもいいのよ。ライナのおかげで、こんなにも早く使い手が集まってきたの。ライナが持っていた使命は果たしたはずよ。」
「うん…。」
「そろそろ魔法学校も卒業して大人の魔女になるのだから、使い手の四人とはきっとお別れよ。思い出をたくさん作っておきなさい。」
続く…。




