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魔女のライナ  作者: あら あらさん
第三部 守り石の使い手とライナの使命
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第四十七話 地下道の新たな発見

第四十七話 地下道の新たな発見


「ここが地下道~?」


壁にかけられているろうそくに火が灯っている。その火はゆらゆらと揺れ、地下道の壁がオレンジ色に染まっている。


「へえ~、なんかすっごい…、ほこりっぽいね。」


「う…うん。あ…ははは。」


私は作り笑いをした。確かに、ほこりっぽいのは事実だ。私も以前、ここでほこり女になってしまったことがあるので、否定できなかった。


「この地下道は、きっと誰かが支配しているんじゃないかと思うの。」


ウルが言った。


「どうして?」


カナが聞いた。


「カナやレイナは分からないと思うけど、この地下道は変えられるのよ。」


ウルが水晶を取り出した。


「この地下道はそう複雑なつくりをしていないわ。ただ、強い魔力をもっていれば、新たな道、新たな扉や部屋を加えることができるのよ。」


「それは…、どうして知ったの?」


私は聞いた。


「私がライナに出会う直前、私の閉じ込められていた檻の前に、突然扉が現れたの。そして、気づいたら私の檻は部屋の中に位置していたのよ。扉が少し開いていたから外が見えたわ。前は無かった扉が、いくつも並んでいたの。」


ウルの体験談は、いつでも説得力がある。


「きっと、ライナが現れるのが分かったからよ。私とライナが出会ってしまうのを恐れて、どの部屋に私がいるのか分からなくしようとしたんじゃないかしら。。幸い、扉が少し開いていたから、水晶を投げて気づいてもらうことができたけど。」


「つまり私達は、強大な魔力をもつ敵の住処に入っているようなものね。」


レイナが言った。


「…そういうことになるわね。」


「でも、敵がいるなら早く探し物を見つけなきゃ。」


カナが的確に言った。


「そうだね。『魔法と水の地下道』を探そう!」




私達は地下道を進んで行った。


しかし、この地下道は永遠に続いているかと思うほど、長い道のりだった。次第に歩くスピードも落ち始め、みんなは無言になっていた。


「あれ?」


カナがあげた声に、みんなは数秒間気づかなかった。


「・・・・・・」


「どうした?」


やっと気がついたのはレイナだった。


「壁にかかってるろうそくが…、さっきと違う!」


カナが指差したさきには、ぼんやりと光るろうそくがあった。


「え…?どこが違うの?」


「変わったようには思えないけど。」


カナはろうそくを見つめた。


「違ってるよ!ほら、あの炎を見て!…さっきまではオレンジ色に光っていたのに、これはどう?少し青い炎になってるじゃない!」


わたしにはその微妙な違いが分からなかったが、カナはそれが分かる様だった。


「それに向こうを見て!ろうそくの炎がどんどん青くなっていってる!」


カナは走って行った。


追いかけるように私達が続いて走っていくと、確かにろうそくの炎が少しずつ青くなっていくのがよく分かった。


炎の青みが濃くなってきたとき、カナが走るのをやめた。


「見て、このへん…。」


壁を見た私達ははっとして息を飲んだ。


「なにこれ…、青い炎と紫色の炎が交互になってる…。」


ウルが言った。


すると、レイナが口を開いた。


「ねえ、これ、『魔法と水の地下道』に何か関係あるんじゃない?」


「どういうこと?」


私は言った。


「だって、紫と青っていったら、魔法星と地球でしょ!?それに、よく見るとこの炎、私のラピスラズリとほぼ同じ色してるよ。」


「もしかしたら、この先に何かあるかも知れないね。」


ウルが言った。




それから、私達はまた歩き始めた。紫と青の炎が交互に灯るろうそくの道はずっと続いていた。



続く…。

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