第四十五話 謎の本
第四十五話 謎の本
私は、カナちゃんに手渡された本を開いた。
記号のような文字がぎっしりと並んでいる。…読めない。でも、なんとか解読しなければ!
シュン
レイナとウルが突然現れた。
「やっほー。」
「ちょ、どうしたの?ふたりそろって。」
「ひさしぶりにライナのところに行ってみようかと思って。」
ウルが言った。
「そう、星型の宝石持ってるの見かけたから、絶対使い手だと思ったの。話しかけたらライナのところ行くって言って。それで、一緒に。」
レイナがウルの肩に手を置いた。
「本当は二人一緒に瞬間移動できるか心配だったんだけど、うん、上手くいったね。」
ウルとレイナは仲良く話している。
「そうだ、ふたりともいい時に来てくれた。…この本、読んでほしいの。」
私は自然文字の本をウルとレイナに渡した。
「そうなんです。私の家に突然これが届いたんです。私は魔法文字の解読ができるけど、これだけはどうしても読めないんです。」
ウルとレイナとは初対面のカナが言った。
初めにウルがその本を開いた。そして、ぱらぱらとめくっていく。
「…うーん。これが自然文字だというのは分かるわ。レイナ、読んでみて。」
「green legend 緑星の命、楓の木。魔法星をはじめとする地球、火星、風星のすべてに通じる。
………
歴史の眠る魔法と水の地下道。緑星復活の鍵は、そこにある。」
レイナがスラスラと読み上げた。
「うん…。実は私、なぜだか分からないけど…自然文字読めるの。前の学校は歴史があって、古いところだったから図書室に緑星の本があって、それをよく読んでた。あの本は貴重だというのを知っていたから、今読まないともしかしたら一生読めないかもと思っていたの。まさか、こんなところで出会うとは。」
「すごい!でも、緑星って復活できるの?」
「魔法と水の地下道って何?」
いろいろな声が飛び交った。
「地下道といえば…私とライナが始めて出会った、あの地下道?」
ウルが言った。
「でも、魔法と水ってどういうこと?」
「魔法は魔法星のことだと思うけど…。」
みんながだまり込んでしまった。
「あっ!!」
「水は地球のことだから、地球にもあんな地下道があるってことじゃない?」
ウルが言った。
「そうかもしれない。魔法と水って言うのは行ってから考えよう。」
こうして、私達四人は地球へ向かうことになった。
「そうだ!来週の土日の昼でよくない?みんな、部活とかある?」
「ないよ。」
「うちもない。顧問の先生用事だから。」
「じゃあ、来週の土日の昼にここで集合ね!」
続く…。




