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魔女のライナ  作者: あら あらさん
第三部 守り石の使い手とライナの使命
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第四十話 アルバム

第四十話 アルバム


澄んだ夜空に星がキラキラと瞬いていた。


「はぁ…。」


数年前、人間界にいたときのアルバムを見ながら、私はため息をついた。


初めてほうきの乗れたときの写真。


私も、みんなも、ニコニコ笑ってる。


そう言えば、あの時一番最初にほうきに乗れたのは、葵ちゃんだっけ…。


きっとみんな、私のことなんか忘れて元気に遊んでるんだろうな…。


いいな…。


私なんか、自分が守り石の使い手だって信じてて、しかも、他の使い手が三人見つかったっていうのに、いまさら、「あなたは偽者でした。」だなんて…。


思い出のアルバムに、一滴のしずくがこぼれた。


もう一度、私がアメジストのある洞窟に入ってしまったところから、人生をやり直せたらいいのに…。


「運命だもの、ライナ。」


ドアの外から、やさしい声がした。


「ママ?」


「大丈夫、その想いは時間が解決してくれるわ。」


続く…。

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