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魔女のライナ  作者: あら あらさん
第二部 二つの守り石
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第二十八話 争いの結果発表

第二十八話 争いの結果発表


夏の暑さもだんだんとおさまり秋も感じられるようになってきたころ。

とうとう二学期に入って初のチャイムが鳴った。

これからテストの点数とクラスが発表されるのである。一人抜けた九人の顔はカチンコチンに固まっていた。なにしろ、A、B、Cのクラスで魔法の出来具合がとてもよく分かってしまうのである。緊張するのも無理はないだろう。




発表は先生が一人一人点数とクラスを言う形で進めていった。点数は良い順に、クラスはAから言っていった。


「発表を始めます。Aクラス 月野 来菜さん 100点」


私は少しうれしかった。レイナの結果も気になるが、Aクラスで100点とは実に最高の組み合わせではないか!ーしかし、そう思ったのもつかの間だった。


「次いきます、月野 玲菜さん 100点」


!!!


「えぇっ!?」


私はつぶやいてしまった。

レイナも…Aクラスで100点だったのだ。

勝ちたかった。一点でも高くとりたかった。私はこのテストの結果が悔しくてたまらず、100点満点ではなく、101点満点だったらいいのにと思った。


でも、名前順が先でまだ良かったと思った。レイナもここにいなくてよかった。気の毒なことに同じクラス(転校してなかったら)で同じ点数なのに、名前順というもののせいで二番目になってしまうとは。月野と呼ばれて期待して、来菜ときてガックリくるなんて最悪だから。まぁ、クラスの人の成績なんか、レイナの所にはいかないだろうし二番目に呼ばれたなんてバレないだろう。いっか。



それぞれのクラスに私は移動した。A、B、Cの人数合計で29人。

私もそのうちの一人だった。



続く…。



次のお話から、スポットライトをあてるのがライナからレイナに変わります。つまり、レイナの生活を2~3話(?)くらい投こうしますので、注意して下さい。

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