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扇風機でアー

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:扇風機でアー


ある夏の夜。

扇風機でアーーをやっていた。

宇宙人の声と言うのか、何か声が軽くなったとでも言うのか、

空気抵抗の割合で微妙に声が変わってるんだろうが

やっぱり不思議な声。


でもその日は暑く、気持ちよかったので、

その扇風機でアーーをずっとやっていた。


こういう1つの事でもしばらく続けていると

なかなか不思議なことが起きるもんだ。


「ん?…誰かの声が聞こえた?」

となった。この部屋に俺1人。

誰かの声が重なって聞こえるなんてこと普通はない。


でも微妙に声の高さがズレて、

はっきり、2人の声が聞こえ始めたのだ。


「アーー….うん、やっぱり誰か別の人の声が聞こえるかなぁ」


周りを見ても誰もいない。当然のこと。

改めて「気のせいか」とも思い始め、

もうそろそろやめようかなと思いつつも

まだ「アーー」をやっていた。


その時、

「アーーーー」(オリジナルキー)

「はぁ〜〜〜」(かなり高いキー)

と始めはキレイにハモリながらも

途中で盛大にズレた別のヤツの声が聞こえたんだ。


バッ!!と後ろを振り向くと、

そこにはランニングシャツを着て、

髪のはえふすぶった冴えない男が

膝を折り曲げてしゃがんで座っていた。


「……………」

しばらく何も言えない。

びびったのも確かにあるが、

何を言って良いのかわからなかったから。


すると男は、

「……ごめん、ハズしたわ」

と小さく言って静かに立ち上がり、

そのままそこから出るのが当たり前かのように

俺の部屋から出て行った。


しばらく何も言えない感動だけがそのとき残り、

この感動は今も続いているから

この事は面と向かって誰にも言えない。

これは日記。日記に書いた、ここだけの話だ。



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=5XYIzfuE2xM

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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