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中立係のケイナさん

※この「ケイナ」の本気は一般的な神の無量大数乗よりも上です。

とあるダンジョン内

冒険者「ん?なんだ、ここ?」

ケイナ「いらっしゃーい♪「ダンジョンショップ純愛」へようこそー♪」

冒険者「ダンジョンショップ・・・?」

「って、うわぁ!?魔物!?」

ケイナ「大丈夫大丈夫ー♪ここは安全な場所ですからねー♪」

冒険者「な、何が安心だよ・・・!」

オーク「まあ、そう怖がんなって兄ちゃん」

冒険者「うひぃいい!?」

オーク「ここは戦いが禁止されてるんだよ、誰も襲ったりしねえって」

冒険者「へっ・・・?」

オーク「向こうを見てみな」

「ほら、このダンジョンでしか手に入らないって言われてる神秘の薬草だぜ」

冒険者「・・・す、凄い・・・」

オーク「だろ?まあ俺たちにとっては関係ねえが」

「ここには、そういうブツが幾つも売ってる」

「出る時は向こうのポータルを使えよ」

「まあ、俺達魔物はあれとは別のポータルで出ていくんだがな」

冒険者「・・・・・・こんな場所があるなんて」

オーク「ん?もしかして知らなかったのか?」

冒険者「はい・・・」

オーク「よーし、それなら店員の姉ちゃんになんでも聞きな」

「・・・ただ、怒らせるなよ?」

「ダンジョンそのものをぶち壊したことがあるって噂があるからな」

冒険者「・・・はあ」

・・・・・・

冒険者「あの・・・」

ケイナ「はい♪何をお求めでしょうか?」

冒険者「えっと・・・此処に来るの初めてで・・・」

「出来れば・・・説明してもらえると・・・」

ケイナ「分かりました♪」

「少々お待ちください・・・」

ドン”ドン”!

冒険者「ひぃっ!?」

目が死んでる店員役の人(目死店)「いらっしゃいませー」

ケイナ「ではでは、説明しますね♪」

「まずここは装飾品!レアものからお得なものまで揃ってますよ♪」

「お次は武具のコーナー!」

「色々ありますが、数には限りがあるのでお早めに!」

「さらにさらに!使用済みのものはお安くなっておりますよ!」

冒険者「は、はあ・・・」

ケイナ「さらに!こちらには防具も取り揃えております!」

「一式全部を丸ごと買うと高くなる・・・ならば、セットで割引が常識!」

「あ、何なら最強装備もありますけど見ていきます?」

冒険者「いや、いいです・・・」

「えっと・・・」

ケイナ「あ、もしかしてアイテムの方をご所望ですか!?」

「このダンジョンで採れる消費アイテムは、ぜーんぶここにありますよ!」

冒険者「そ、そうなんですね・・・」

「じゃ、じゃあ・・・これとか」

ケイナ「おお!それは「神秘の薬草」ですね!」

「買いますか?」

冒険者「えっと・・・おいくらで・・・」

ケイナ「そうですねぇ・・・お客様は初めてですし、特別価格で・・・」

「12000ゴールドでどうでしょう!」

冒険者「そ、そんなにないですよ・・・!」

ケイナ「・・・まあ、ですよね」

「ふーむ、それでしたら・・・」

???「どけどけどけどけどけぇーい!」

「おっ!ここが例の店か・・・へへ、確かにいいもんが揃ってやがるな!」

目死店「いらっしゃいませ」

不良者「へーっへっへ、早速だがここにあるもんぜーんぶ寄越しな?」

「お代はオレからのサービスで、0だ!」

ざわざわ・・・

ガヤ「何だアイツ・・・」

「まさか、わざとやってるんじゃ・・・」

「おいおい、アイツ死んだわw」

目死店「お客様・・・」(哀れな目)

不良者「ああっ!?お前ら何笑ってやがる!撃たれてえのか!」

オーク「おいおいあんちゃん・・・冗談でもそういうこと言っちゃまずいぞ?」

「まさかとは思うが、注意書き見てねえんじゃねえのか?」

不良者「注意だぁ?ああ、そういやなんか書いてた気もするが、俺には関係ねえやあっはっはっは!」

オーク「そりゃあお気の毒に・・・みんな、下がってようぜ」

「兄ちゃん、お前も早く離れな」

冒険者「えっ・・・?」

ケイナ(あの野郎マジで許さない・・・せっかくこっちが時間割いてこうやって店番してんのに、世の中ってバカしかいないの?)(何度も何度も迷惑かけられてるこっちの身にもなってほしいんですが!)

「お客様、此処にある物は全て、冒険者様や魔物達に平等に購入できるものです」

「貴方の一存で全て買うというのなら、0では足りません」

不良者「へへっ、じゃあいくらかかるんだ?」

ケイナ「貴方の命でお支払いください、それも1万人分」

「出来なければ、買う資格などございませんが?」

不良者「は?て、てめえ!いい気になるなよ!」

パチッ(不良者の左足にデコピンが当たる。)

ケイナ「前金替わりです、存分に頂きなさい」

不良者「前金・・・?はは、なーにがまえき・・・」

不良者の左足が不自然に曲がり、不良者の左肩を貫く。

「ギャアアアアアアアアアアアアッ!?!?!?!?!?!?」

ケイナ「歩けないでしょう?今奥の部屋にお連れしますので・・・♪」

目死店「はい・・・・・・」

不良者:言葉にならない叫び声を繰り返す。

ケイナ「申し訳ございませんお客様♪本日は閉店とさせていただきます」

「またのご利用を、お待ちしておりますね♪」

冒険者「ひえ~・・・・・・!」

・・・・・・

ケイナ「はいはい、それじゃあお疲れ様」

「枠がいっぱいだし・・・君、もうここ来なくていいよ、今までお疲れ様」

目死店「・・・!」

ケイナ「お金はこいつの関係者から振り込むから、まあ後は元気に暮らしていいよ」

目死店「・・・ありがとうございます!」

「よかった・・・ようやく解放された・・・!」

ケイナ「そりゃあまあ、君が初めてやらかしてもう1年以上経つもんね?」

「出来心だろうと、万引きはしちゃいけないの。分かった?」

目死店「はい!今までありがとうございました!」

ケイナ「うん、それじゃあねー」

不良者「き、汚ねえぞ・・・!奴隷みたいに使いやがって・・・!」

ケイナ「そりゃあ私怒ってるもん」

「私は、中立係のケイナ店長だよ?」

「中立を破る者には、重い罰を与えないとね♪」

「あ、君の足直すの君の自腹だよ?借金返してから枠反映させるからね?」

不良者「クソッタレがあああああああああぁぁ!!!!!」

ケイナ店長は怒らせないようにしようね!

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