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Heart  作者: 平瀬 明日
11/33


 親に手を引かれながら

 物心ついたときから一本の道を歩いていた

 18年間その道を歩き続けた


 枝分かれした道も言われる通り進んだ

 こちらが正解だ、と


 一人になることを選んだ

 自分の道は自分で切り開く、と


 後ろ髪は引かれたが

 後ろは振り返らないようにした   

 バラが咲き乱れる道なき道を見つけて歩んだ


 でも、トゲが痛くて

 深紅のバラと同じくらい

 辛苦の血が赤くて


 進めば刺さり

 止まっても刺さり

 退こうとすれば蔓が手足に巻きついた 


 傷だらけの全身に

 冷たい風が吹きつける

 

 でも、花が綺麗で

 薄紅のバラのように

 未来もバラ色で


 傷だらけの心に

 柔らかい風が香りを運ぶ  


 バラが咲く限り

 私は歩き続ける




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