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かげろうのシーマン  作者: 佐久間五十六


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辛味入り汁かけ飯

 旧海軍においても、カレーライスは月に一、二度は出されていたと言う。また、荒天航行中で通常の配膳では艦の動揺が激しく、食卓から落ちてしまう様な時でも、臨時にカレーライスや丼ものが出されていたと言う。

 しかし現在では、艦艇にフィンスタビライザーと言う装置があり、コンピュータと連動して艦の安定を図る為、献立の変更は余程の事がない限り行われない。また、太平洋戦争中に英語教育は敵性言語として廃止・削減の方向にあったが、旧海軍だけは英語教育を続けていた。

 それは、航海用語が軒並み英語であり、英語が分からなければ航海に支障を来す様な状況があったと言う。その為一般国民や陸軍軍人は英語を学べなかったが、海軍軍人だけは特例として認められていた。そうした事もあり、海軍ではカレーライスと言う和製英語も継続して使われ続けていた。

 しかし、厳格な陸軍の一部ではカレーライスの事を「辛味入り汁かけ飯」等とおかしな訳しかたをしていた。この他にも旧海軍で、下級階級の勤務に配慮した例としては「石炭搭載作業」があった。大正時代頃までは、軍艦の主燃料は石炭を焚いて蒸気を作り、その力でタービンを回して推進力として来た。この為、重油の様に簡単には搭載出来ず、石炭を乗員総出が人力で艦内に積み込んでいた。

 この作業は何分重労働な上、炭粉が飛び交う為目や喉を傷める恐れがあった。この為、目をよく使う砲術員・信号員と、手で楽器を演奏する軍楽隊員は、作業を免除されていたと言う。

 かのミッドウェー海戦においても、作戦変更の指示が遅かった事が敗因とされていたが、航空機に搭載出来る弾薬や燃料が軽く、扱いやすいものであったとしたならば、日本海軍にとっての致命傷には成らなかったかもしれない。

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