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かげろうのシーマン  作者: 佐久間五十六


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米国海軍空母機動部隊

 米国は軍事大国である。中国の台頭により最強とは言えなくなったが、それでも米国は世界最大クラスの軍事力を保持している。経済力も世界最大クラスで、郡を抜いている。そんな米国は世界各国と同盟を結び、日本もそこに含まれる。

 米国の軍事力は4本柱である。陸軍、海軍、空軍、海兵隊の4つである。それぞれに特徴があるのだが、ここで注目したいのは、海軍と空軍である。

 とりわけ所属する航空部隊の実力を、ピックアップしてみたい。航空機の技術的な進歩は第二次世界大戦後、目を見張るものがあった。無論、その進歩が無ければ、今日の米国の確たる地位は無かったであろう。米国は常に航空機の開発に莫大な予算を投じて来た。

 米国海軍が巨大な空母を運用する様になると、艦載機とそのパイロットを育成する必要が生じて、その関係で海軍も航空部隊を保有する様になった。1947年には、陸軍航空部隊が独立し米国空軍が誕生している。

 国土の広い米国は、建国以来海軍に力を入れてきた。ゴーウェストの目的を達成する為、海洋進出を本格化させていった。当初は沿岸警備隊程度の実力しかなかったが、明治時代以降は急速に力をつけ、海軍力を増し遂に世界一となる。航空機の重要性に気付いたのも、その頃であった。

 第二次世界大戦で重要な勝負には全て航空機が関わっている。グラマンやボートシコルスキー・コルセアと言った名機に始まり、原爆を投下したエノラ・ゲイやB-29等、米国は多種多様な航空機を駆使して、日本に勝った。圧倒的な工業力で戦ってきた米国であったが、第二次世界大戦を期に大きく戦略を転換したのは間違い無い。

 勿論、優秀な機体があっても、パイロットが優秀で無ければ、話しにならない。米国は、何千人と何万の機体を犠牲にして、実戦で活躍できるパイロットを育成して来た。その技術の結晶が空母機動部隊の結成であった。いくら強力な空母があっても、技術の継承がなされていない空母機動部隊は、海に浮かぶ鉄の箱でしかなく、張り子の虎も良いところである。

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