表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かげろうのシーマン  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/100

適性検査

 進路をどうするか、と言う事は自衛官になる者にとっては、避けられない課題であると言える。やりたい事が明確ならば、進路は容易に決める事が可能だが、全員が全員進路を決めている訳ではない。

 更に適性が不足しており、自衛官になっても希望の配置に着けない事は稀ではない。だから、進路を妥協する隊員はことさら多く珍しくはない。

 肝心な事は、やりたい事がやれなかったとしても、与えられた環境で全力を尽くす事である。それが運命であり、天が定めたと割り切るしかない。神がいるのだとしたら、神はとても意地悪で冷酷である。

 簡単に割り切る事は難しいが、進路に100%満足している隊員はほんの一握りの少数である。たとえ満足な進路に行けたとしても、思っていたものとは違うミスマッチが発生するのはざらにある。辛いとかキツイなど、なって見なければ分からない事はよくある事だ。逆に適性検査で決められた部隊で、楽しいとかやりがいを見出だす隊員は多い。

 いずれにせよ、重要な事は自分に今与えられている任務に誇りを持って、どれだけ前向きに取り組めるか、と言う事である。そう言う意味では、雅人は、P-3Cの機長と言うポストは、非常にマッチしていたと言える。この配置でしか知り得ない良さを知れたし、何よりも大空を舞う感覚は、民間航空機パイロットでも味わえない特別なものである。

 任務と言うものは、そもそも与えられるものである。与えられた任務を忠実にこなす事が自衛官の仕事である。それが必須のスキルである。最初は、乗り気がしないかもしれない。それでも経験を重ねる事で、やりがいや楽しみが見つかるものなのかもしれない。

 本来、仕事や任務は苦しいものである。嫌な事をしてなんぼの世界である。汚れる事無く綺麗な手のままで生涯を終える人間など、この世にはいないと言っても過言ではないのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ