床
掲載日:2013/12/01
私の家、、、
引きドアの玄関。
「ただいま」と同時に開けると
足の前には並べられた靴。
下駄やサンダルもある。
私もその列に靴を脱ぐ、、、
また外で汚した靴下をマットの上で脱ぐ。
両足床につけてマットの外へ踏み入れてみると
聞こえる、、、
ギシ…
かかとから爪先の順に踏み入れる度に
音がする、、、
どれだけ経ったか知らない床板。
私が生まれるより先にいたこの通路。
気づけば挨拶もナシに私は歩いていた。
ギシ…、ギシ…、
小さな軋みが天井まで届く。
足とあわせてなる音。
まるで私の帰りを待っていたかの様に、、、。
久々に帰るとこの音が聞きたくなる。
この音を聞くと
私は帰ってきたんだなって思う。
こんなの私だけかもしれないけど、、、
この家の些細なところさえ拘ってしまうほど
私はこの家が大好きと思える。
だからもっと長くこの音を聞きながら
家族のところへ足を運ぼう、、、




