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幸せの地

作者: 月夜輝石

 君はまだ地獄の世界で生きている。

 ほら、手を差し伸べてあげるよ。




 君と私は違うから、何を考えてるかなんてわからない。

 だから君が学校をいやだというのも、生きていたくないと言うのも、私にはわからない。

 学校は楽しいよ。バカみたいな友達がいて、放課後居残りで遊んで、ちょっと頭の可笑しい3年生がいて。ものすごく楽しいよ。

 だけど、だけど君は違うの?

 友達だっているじゃない。

 部活にだって入ってるじゃない。

 面白い先輩もいるじゃない。

 それなのに、楽しくないの? 学校に行きたくないの?

 私は君に直接話を聞くことは出来ないけど、君のことを見守っているよ。ずっと君の味方だよ。

 君が学校に行かないのなら、私は一緒に旅に出てあげる。

 君に友達がいないなら、私が親友になってあげる。

 君に居場所がないのなら、私は隣で一緒にいてあげる。

 それで君が幸せになるのなら、私はなんだってしてあげるよ。私は君の幸せをずっと願っているから。

 君が学校に行ったら頭を撫でてあげる。

 君が友達と話したらたくさんお話を聞いてあげる。

 君がみんなに必要とされたら抱きしめてあげる。

 だから、だから生きていて。私の時間はずっと止まったままだけど、君の時間はどんどん過ぎていく。私の分まで長く長く生きてね。

 世界は君にとって残酷なものかもしれないけど、君をたくさん傷つけるかもしれないけど、それでも生きてね。きっといいことだってあるし、幸せになれるよ。

 幸せの地は、こっちにはない。君の幸せは、君の世界にあるから。







      いつまでも君の幸せを願っています。



なーんかいまいち。あともう一押しほしいですねぇ、うん。


それ以前に短い←

あ、短編だから当たり前か((

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― 新着の感想 ―
[一言] このままでも十分いい!! ただ・・・ 「見方」ではなく「味方」ではござらぬか?
[一言]  この作品にどのような背景が、先生がどのような感情を抱えているのかは(残念ながら)分かりませんが、とても心を揺さぶられる作品でした。非常に奥深い短編だと思います。
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