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はじめに
閲覧ありがとうございます、蛇蝎でございます。
前作はAIについて語らせていただきました。
今回の題材はこちらとなります。
『創作は誰の為に行われるものなのか』
物語を書く人間であれば、一度は胸の内に浮かべたことのある疑問ではないでしょうか。
自分は誰の為に、何の為に書いているのか。
読者の為か?
自己満足の為か?
小説で飯を食らう為か?
あるいは、もっと漠然とした何かの為か。
この問いは単純な様に見えて、実に厄介です。
なぜなら、創作という営みは、常に複数の感情が絡み合いながら進んでいくものだからです。
自分の中だけで終わらせたくない、誰か他人に読んでほしい。多くの人に共感して欲しい。
――でも、誰に理解されなくても構わないと思う瞬間もある。
多くの人に褒められたい。名声を得たい。有名になりたい。
――でも、面倒な事には縛られたくはない。
創作者の胸中には、しばしば相反する願いが同居しています。
その曖昧な境界線の中で、小生はずっと考えてきました。
「何故、人は苦しみながらも創作をするのだろうか」と。
次話より少しずつ、小生の考えを述べていきたいと存じます。
宜しければお付き合い下さいませ。




