皇帝の座(辞退)のために
皇帝の死、それは不安ながらも次の時代が来るという喜ばしいこと。だが今回は特例だった。
次期皇帝候補の6色と呼ばれる幹部が全員皇帝を辞退したのだ!
「だから!私が皇帝なんて嫌!なんならメイド!貴方が皇帝をやりなさい!皇帝になると考えるだけで胃が痛いの!」
ベットから起きあがった女は怒りながらメイドに言った。
「お嬢様!?頭おかしいんですか!?6色の1人であるブルースペイ様こそ皇帝の座は相応しいのです!」
前代皇帝の死を境にブルースパイとその専属メイドが喧嘩を始めた。
「喧嘩はよしなさい。ブルースペイ、お前は皇帝の死を間近で見たんだろう?何を感じ何を思い何を考えた?」
いつの間にかドア付近に立っていた人が真顔でブルースペイに質問をした。
「お父様、、似たような質問を3つしないで頂けますか?格好つけたつもりでしょうけど答える側は迷惑他ならないのよ!」
「いいから答えなさい!ブルースペイ!」
「メイド貴方に言われる筋合いは無いわ!」
「当主様!お嬢様は臆病者です!どうしましょう!」
「そうだな、、あ!これは一度皇帝の座につかせた方が良さそうだな!」
「わかりました、、答えましょう!」
娘よ、、よっぽど皇帝になりたくないんだな。
「私は自分の無力を感じ死を恐れ二度と敵への宣誓布告をしないと考えました、、。だって前代皇帝様みたいに何度もナイフで刺されて死ぬのは嫌だからです!」
お嬢様、、貴方も格好つけてますが相当ダサイですよ、?
すると突然廊下から走っているような音が聞こえた。
「お嬢様!6色の、、えーっと何色だっけ?あ、そうそう黒のブラクエール様が来客です!」
黒が二つ名みたいになってる、、。
「って、え?面倒くさがりで有名なブラクエールが!?、、、あっ!そいつが皇帝になるよう仕向ければ私が皇帝になれと責められる毎日から解放されるのか、、!?」
「お嬢様声に出てます!考え様が!」
「出してるのよ!皇帝がどれ程嫌かわかってもらえるように!」
「それより早く!ブラクエール様が寝てしまいます!」
執事は行動が遅いブルースペイのせいで泣きながらそう言った。
「執事、客室で少し待ってとお伝えして!」
「わかりました!本当に早く来てくださいね!」
執事は泣きながら走って部屋をあとにしたあと父も何故か泣きながら走って部屋をあとにした。
〜1週間後〜
「よし!それでは客室に向かうわ!」
ブルースペイはそう言いながら意気揚々とドアを掴んだ。
「いや、脳みそ沼地に捨ててきたんですか馬鹿お嬢様!?」
「メイド、失礼ね!これでもリスくらいの脳みそはあるわよ!」
リス、、くらいの?とメイドは思ったがあることに気づく。
「ごめんなさいお嬢様!やっぱりこれに関してお嬢様は悪くないです!悪いのは面倒くさがって1週間後とした作者です!」
「馬鹿メイド!作者を馬鹿にする発言をすると扱いが酷くなるのよ!私達を本当に支配しているのは皇帝ではなく作者だと学校の先生から教えられて来たでしょう!」
その時突然廊下から走っているような足音が聞こえた。
「お嬢様!6色の、、えーっと何色だっけ?あ、そうそう黒のブラクエール様が眠ってしまいました!」
「逆に今まで起きてたの、、!?」
「本当に早く来てくださいね!」
執事はまた泣きながら走って部屋をあとにしたらメイドも泣きながら走って部屋をあとにした。
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