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おなじ空のした、同じほし見上げて。  作者: る
王子の旅立ち
9/10

すこしの勇気

まにあえ――!


ゆっくりと流れる時間の中

僕は必死に手を伸ばしリルに向かって飛び込んだ

迫りくる獣の爪,驚いてこちらを見ているリル,,,

届け―!


鋭い爪が彼女に到達しようとしたとき

僕の指が先に彼女にふれた

咄嗟に飛び出した僕はそのまま彼女を押し倒す形になった


よかった,まにあった――


倒れそうになる彼女が驚いたような表情をこちらに向けている,,,

あぁ,本当に綺麗な髪色だなぁ

ライトに照らされた眼の色は碧がかっている,知らなかった

あれ?リルの耳,,,そんなにも尖がっていたっけ?

…大丈夫だよ,リルもうかっこ悪いところ見せないから


その瞬間

腹部に強い衝撃を受け

振り抜かれた獣の爪によって大木に体を叩き付けられえた


「ガ八ッ!」

口の中いっぱいに鉄の味がひろがった

息ができない


「ウィル!!!!」


大木の根元に横たわったウィルに

リルが駆け寄った


「ウィル!どうして、、、!ウィル!!」


「リ,,,ル,よかった,ぶじで,,,」

あぁ,泣かないでリル

早く,逃げて,,,



「坊ちゃま!!」


消えそうな意識の中エルナさんの声が聞こえた――。


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