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おなじ空のした、同じほし見上げて。  作者: る
王子の旅立ち
7/10

約束とは

~王城~


「やぁ,エルナさん 国王様に謁見しに来たんですが 今はどちらに?」


「これはこれは,バジル様 お伺いしております 中庭の方でお待ちしていますよ♪」


「ありがとう,それと 先ほどウィル様に町でお会いしましたが,なんでも友達のところへ行くと」


「ウィル様が?!今はサーヤ様とのお勉強のはず...また勝手に抜け出して!」


今度という今度はこの私も心を鬼にしてお伝えしないとッ!

お友達,この間楽しそうに話していた森のふもとの村で出会ったっていう

たしか リル様 だったかしら...


「ありがとうございます!私,迎えに行ってきます!!」


「それがいいでしょう あ,町で私がお会いしたというのはご内密に 約束してしまいましたから国王様には言わないと」


「それで、私に,重ねて感謝の気持ちを...では,失礼します!今からでは夕刻になってしまいます,急がないと!」


ウィルよ

あいつには話さないといったが給仕は約束の範囲外だ

それにしても慌てて出ていったが...夕刻?

まさか,森の方に向かったんじゃないだろうな...まさかな



~王城 中庭~


「いつきてもここの庭は素晴らしいな」


「あぁ,来てくれたのか 今日は相談があってな」


「もうそんな時期だろうと思っていたよ 約束だからな」



様々な花の中を転々と蝶が舞い

鳥の声が木霊する優しい木漏れ日が包み込む中庭にて

かつて,共に世界を見て回るとこの国を飛び出した者たちの

話し合いが行われた。

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