表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おなじ空のした、同じほし見上げて。  作者: る
王子の旅立ち
4/10

小さな世界の

イタタタ…

いつもの訓練の3倍くらい厳しかったなぁ


今日の勉強は絶対に寝ないようにしなくちゃ

「…サーヤさん怒ると怖いもんな―」


「あら?ルーウェル王子様」


「ッ!サ,サーヤさん!おはようございます!!」


「おはようございます,どうやらたっぷりと指導を受けて来られたようですね」

「お食事がすみましたら私の研究室まで遅れないように来てくださいね」


「はいっ!よろしくお願いします!」


「では,後ほど お待ちしております」


今日はきつい1日になりそうだ

たしか,王国の歴史についてだったよね

昨日教わったところを読んでから行かなくちゃ…寝ちゃってたから

…いっそ抜け出して街に行こうかな


「そうそう,エルナからこちらの本を預かっていますので 逃 げ な い で くださいね」


ははは――

笑顔が怖いよサーヤさん



~食堂~


「遅かったですね,ルゥ様♪」


「エルナさん,僕の宝物の本サーヤさんが持ってたんだけど...」


「はい,少しでも早くお返ししたく,お食事の後のサーヤ様のお勉強の時にお渡ししていただこうと思いまして♪」

「ルゥ様の宝物ですから♪」


なんでだろう...(勉強を抜け出したり,訓練に遅れたり,苦手なニンジンを残したり...)

お城を抜け出して町に行ってる事ばれてるのかな...思い当たるのはそれしかないけど

みんなが厳しい!


「さぁさぁ,早く席についてください」

「ルゥ様の思っている通り,抜け出したことも,寄り道して遅れたことも,料理長にニンジンを出さないで―ってお願いしたことも,全部筒抜けですよぉ?」


「…」

「ごめんなさい!!」


「ふふ♪それに,こっそり町に行ってることも♪」


終わった…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ