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おなじ空のした、同じほし見上げて。  作者: る
王子の旅立ち
10/10

安堵と憂慮

暗闇のなか

まぶたを通す赤みがかった明るさに

意識が戻る…


「ねぇーカバン置いたら遊びに行ってもいい?」

「今日も来るのかー?」

「あなたのお母さんから頼まれてるのよ」

「ちぇ、今日はかあさん居ないからだらだらできると思ったのになぁ」

「そういうところよ…あっねぇみてみて!」


夕暮れ時の河川敷沿いの公園のベンチ

楽しそうに話しながら歩く人達,同じように向かいのベンチに座ってるスーツの女性

散歩してる人…

そっか,仕事終わりで家に帰る途中でここに座ったんだ…

徹夜で仕上げた資料じゃ会議でボロボロになってこんな時間になったんだ―


「あれあれ!知ってる?天使の梯子って言うんだよ!」

「へぇー…綺麗だな」


楽しそうに話してた2人,カップルだろうか?

天使の梯子かぁ

いつからだろう,光が差し込んでる綺麗な景色から,雲に…闇に覆われてモヤモヤした景色に

見えるようになったのは――

なんて,そろそろ帰るか


ん?さっきスーツの人が座ってたベンチ,何か落ちてるな

なんだ?これ?

「20xx年4月30日 第一公園ベンチ―」

今日の日付…とここの場所?

この写真…子どものころの俺と…――さん,,,なんで…?


「すみません、もしかして、、―――君?」

え――?


振り返ろうとしたその時,温かな光に包まれ

視界のすべてを飲み込んだ―



~魔の森?~


「ルゥ様!しっかりしてください!」


「エルナさん…?」


「良かった、心配かけないでください…もう大丈夫です」


リルは,大丈夫だろうか…

ぼやけた世界でふりしぼった声はもう出ない

体中を襲っていた痛みは消えていた

抗うことのできないまま意識が遠のいていく―


「本当によかった、このまま王城に帰りましょう」


急ぎ報告しないと、

キマイラがこんなふもとまで出てくるなんて

それに先程の狼の遠吠えは忘れもしない、『刻の声』

それだけでも一大事というのに!

治癒魔術、、、慈愛の女神の加護――魔族


ルゥ様――。








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