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おなじ空のした、同じほし見上げて。  作者: る
王子の旅立ち
1/10

約束の場所。

~とある森の丘上~


どこだここ?

あれ?ぼくは、何してたんだっけ…


「大丈夫?落ち着いて、私がわかる?」


「ちょっと!しっかりしなさいよ!」


「気づいたのか!?もうすぐ勇者パーティが来るはずだ!」


「良かった、目が覚めたか お前が居ないとはじまらないからな」



まだ少しボーっとする

…そうだ、ぼく達にはやるべきことがあるんだ!


「ごめん、もう大丈夫!」


ありがとう、そばに居た修道服の女の子に声をかけ空を見上げた

そこには満天の星


「本当に来るんだろうか…」



「まったく、ちゃんとしてよね!あなたはいつも大事な時に―――」



ゴォォォォオオォォ――


「ッ!空だ!くるぞ!」


耳をふさぎたくなるような音と共に

風が吹き荒れ木々が揺れた





その日


この世界に、星が降った。



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