第63話 登場人物と舞台紹介(3)
以降、章が変わるごとに、こんな感じで舞台紹介を更新していきたいと思います。「用語」の欄は、関係する薀蓄がいっぱいなので、そっち方面に興味のない方は読み飛ばしてもらっても支障はありません。
※現実の似た地名とは一切関係がありません。
〇舞台
・つくなみ研究学園都市
研究学園都市構想を元に作られた新しい都市。秋葉原からTsukunami EXpress(TEX)で45分で、つくなみ駅に到着する。そこから筑派大学の中央までさらにバスで15分。研究学園都市といえば聞こえはいいが、実際は単なるど田舎。各種研究施設があちこちに点在する。
・つくなみ駅
かつて、陸の孤島と呼ばれたつくなみ研究学園都市と秋葉原を結ぶTEXの終着駅。近年、隣のつくなみ研究学園都市駅の方が発展してきている。
・筑派大学
茨城県にある総合大学。国立大学には珍しく、体育学部、芸術学部などの学部がある。プロスポーツ選手やオリンピックのメダリスト出身校、ロボット工学や計算機科学の分野で有名。日本有数の敷地面積を誇る。いわゆるAO入試の中でもかなり一芸入試に近いAC入試をはじめ、独特の制度を持つ。
他に大学らしい大学がないため、ほとんどの筑派大学生は大学付近にアパートを借りるか学生寮に入って生活する。
・Byte編集部
計算機学部誌「Byte」の刊行を目的としたサークル。編集部員の大半は、記事を書く以外は、ゲームしたり雑談したり、といった感じで部室を生活拠点の一部として利用しており、中には就寝スペースも。部室の隣にはシャワー室がある。部員の中には部室で週のほとんどを過ごす猛者も。これでも、計算機学部公認の冊子を発行しているサークルである。
名前の由来は、コンピュータにおいて情報量を表す単位であるbyteから。
・らんらん
筑派大学生がこよなく愛する丼もの屋、というか、らんらんという料理を提供する店。メニューはBIG丼一品のみで、洗面器のような巨大な器に豊富な具材が盛られている。一度食べた者は病みつきになるとか。
・甘久保三丁目
竜二や美優の住むアパートがある地域。大学から徒歩0分という驚異的に近い立地もあって、この地域に住みたがる筑派大学生も多いとか。近くには、有名コンビニチェーンもある。その代わりに、スーパーやドラッグストアなどがある粕日まではやや遠い。
・粕日
甘久保よりやや離れているものの、近くにスーパーやドラッグストアなどがある事から、甘久保に次いで学生に人気の土地。
・大洗
茨城県の海沿いにある町。とあるアニメがきっかけで有名になったとかなっていないとか。現実にある似た地名とは無関係。俊の発案で、竜二たちは、大洗まで自転車旅行に出かける羽目になったが、つくなみ市との距離は約45kmもある。
・株式会社λ□
型理論の用語「ラムダ・キューブ」をそのまま会社名にしてしまった、アレな会社。どうやら、受託でプログラム開発などをしているらしい。
△用語
・ラムダ・キューブ
型付きラムダ計算という数学上の体系には8つの異なるバリエーションがあるのだが、その異なる8つのバリエーション同士の関係を表した立方体ぽい概念図。普通のプログラマが扱うプログラミング言語の型システムはラムダ・キューブ上のどこかに位置づけられるのが普通である。
・Linux
フィンランドのLin Toval氏が開発した架空のOS。ソースコードが公開されていて、誰でも自由に改良できるのが特徴で、Unix-LikeでフリーなOSの中でもっとも出来が良かったこともあって、世界中で広く使われている。現実世界における同名のOSとは無関係です。
・FreeBSD
いわゆる、Unix-LikeなOSの一つ。Linuxよりだいぶマイナーになってしまったものの、まだまだ現役で使っているところもある模様。Linuxと同じく、ソースコードが公開されていて、誰でも自由に改良できる。
・|Raspberry Pi
とある財団によって開発された、小型コンピュータ(シングルボードコンピュータ)。略してラズパイ。もともとは教育用途だったが、実質パソコンとして使える割に値段が安いことや、センサー類を組み込むことが簡単なこともあって、趣味や業務の試作品を作るのに広く使われている。
〇登場人物
・高遠竜二
本作の主人公。筑派大学1年生で、計算機学部。学業成績はいたって平均的。身長170cm。体力弱し。中肉中背。
美優の優しさを人一倍知っており、その毒舌癖を心配している。二人でいる姿がよく目撃される。断じて付き合っていないと本人は口にしていたが、紆余曲折あって、美優と付き合い始めて、さらには同棲を始めるに至る。車を自分で持つための資金稼ぎのために、λ□社でバイトを始めることになった。
趣味はアニメ、ゲーム、漫画、ラノベなどサブカル全般なオープンオタク。
美優からの愛称は「リュウ君」
・朝倉美優
本作のヒロイン。筑派大学1年生で、計算機学部。学業成績は文理ともに優秀でスポーツ万能。身長160cm。くりくりした大きな瞳とふわふわな地毛、ガーリッシュな服装、スレンダーだが大きめの胸が特徴。
容姿だけ見れば可愛い系女子そのもの。気軽に声をかけて来た男子をその毒舌で葬ってきたため、友達は少ない。
本人は、毒舌をコンプレックスに思っており、治したいと思っている。
かなり昔から竜二の事を想っていたものの、最近まで伝わらなかった。紆余曲折あって竜二と付き合い始める。付き合い初めてからはかえって竜二を振り回している模様。最近、竜二と同棲を始めた。プログラム開発を行っているλ□社でバイトを始めることになった。
趣味は竜二と似たりよったりだが、日頃からジョギングをして身体を鍛えている特に、コンピュータに関して図抜けた才能を持っていて、周囲を驚かせる事もしばしば。
竜二からの愛称は「ミユ」。
・川口俊
Byte編集部の部長。筑派大学大学院博士後期課程1年生。
主人公たちをByte編集部に勧誘した張本人。Byte編集部の部員からも変人として知られている。服装も、よれよれのTシャツにデニムが基本という出で立ち。肉体は鍛えられており、片道40km超の自転車旅行をものともしない。
変人だが、その面倒見の良さから、部員からも一目置かれている。Byte編集部の奇怪な企画の多くはこの人が発案。
責任感は強く、熱中症で竜二が入院した時は、美優以外では真っ先にかけつけたりする人情味を見せる。
ひょんなことから、竜二と美優の親友である都と引き合わされ、彼女からの猛アタックの末に付き合うことになる。
・九条都
竜二や美優の中学時代の友人で、現在、早穂田大学一年生。
京都の公家である九条家の子孫。
長い黒髪と切れ長の瞳が特徴な和風美人。
両親から厳しく躾けられてきたためか、誰とでも敬語で話す。やや人見知りの気がある。
美優の思いつきから、Byte編集部の俊と引き合わされることになるが、意気投合。猛アタックの末に、俊と結ばれる。
昔は竜二や美優に近い趣味だったが、現在は電子工作などハードウェアいじりにはまっており、|Raspberry Piなどで色々なセンサーをスマホと連携させるといった事をしている。
・山田和人
Byte編集部員。筑派大学大学院博士前期課程(修士課程)1年生。
身長180cmを超す長身で、大食漢だが、全身ムキムキのスポーツマン。高校の時は、登山の全国大会1位だったという経歴を持つ猛者。
対戦系ゲームを好み、部室では竜二や美優、他の部員と対戦系ゲームをしている姿が目撃される。
歯に衣着せぬ物言いが特徴だが、本人的には悪意は無い模様。一番歳の近い俊とよくつるんでいる。
・宮崎美園
竜二たちの実家である両国のマンションで、1階下に住んでいる近所の女の子。教育ママな母親と衝突して家出したところを、竜二やミユと出会い、仲良くなる。竜二たちが大学進学以後はあまり連絡を取っていなかったものの、帰省した時に再会。竜二に淡い想いを抱いていたが、結果的にその想いはかなうことはなく失恋することに。
・高遠幸子
竜二の母。昔は父親と共働きだったが、出産を機に退職。今は、時期によってパートをしたりするが、専業主婦に近い状態。昔から、竜二と美優の事を見ていたため、早くくっつかないものかと思っていた模様。




