表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ラノベのお作法

作者: 潮 流

(1)ちょっと待て!


以下勝手な妄想です。

続きを書くか否かは不明です。

妄想が再浮上してきたならば

書くかも、です。


お作法……でいいかな?

適当にタイトル付けてしまった。

取り敢えず書き手のお作法と

思わしきあれやこれやの一つをば




なろうでラノベを読む事を

日々こよなく愛する貴方(貴女)に

ある日突然!天啓が訪れます。


「あれ、こんなん書いたら

おもしろいんじゃね?」


とかとか、

一人うんうんと頷きながら、


アナタも今日から大作家ぁ!

印税収入で夢のニートライフ満喫ぅ!

ヒャッハー!


ニマニマと妄想が暴走しています。


とは言え、

長い文章とやらを書いた記憶は、

せいぜい小学生の頃の絵日記、

まぁ中学生の頃に無理やり教師に

書かされた読書感想文か大学論文。

それも、粗筋とネットデータを、

切り貼りし、さもそれらしく

まとめたつもりできちゃない字、

しかも提出後に、誤字脱字を

これでもか!という位に

鬼担任、担当教授から

散々に赤入れされまくり、

情け容赦なく再提出!とデカデカと

朱書きされた忌まわしい記憶の塊

(黒歴史)しかありません。


さて、どうすんべや?


と首を捻ってみます。

まぁ作文ほぼチェリー(バーゴ)な

アナタに思いつく筈もなく、

勢い、勢いに身を任せる事に。


まっいっか。

取り敢えず書いてみんべ……。


と、筆ならぬキーボードに指を

走らせ始めます。



いや、だから、ちょっと待て!


そうです。単発ネタで書けるのは、

せいぜいが短文です。

ショートにもなりはしません。


まぁ、豊かな才能が有り余る位に

あるなら別でしょうけどね。

それでも得られる二つ名は

ショートの帝王Jr.

がせいぜいでしょうが。


それをむりくり辻褄合わせつつ

書こうとします。

だって思い付きがあまりにも

良さげで妄想もまた魅力的なのです。

書かないという戦略的撤退は

ありえない!ですから。


ひぃこらしてなんとかかんとか

数十話程生み出します。


おぉっ!

やれるやんオレ(アタシ)!?

才能あるんちゃうかぁ?


誤解と妄想と欲望が渦を巻き、

膨らみ続けます。

アナタの中での己れへの期待値は

ストップ高です。

連日高値更新です。青天井です。

天にも届くバベルの塔です。

富士山、いやエベレストです。


その高揚感故か、偶然か、

はたまた天の配剤か?

とにもかくにも、

更に数十話を編み出してしまいます。


感想も頂き、拍手も鳴り止みません。

アナタの鼻は既にピノキオです。

頭の中ではゲーム張りに

レベルアップのファンファーレが

高らかに鳴り響いています。

アナタが主役!

アナタがヒーロー!

アナタは勇者!

できぬ事なぞ存在しません。


但し、夢の中、頭の中、ではです。


好不調の波は天の為す所。

やがてアナタにも訪れます……。



何故だ!何故書けぬぅっ!

オレ(アタシ)の右手は

疼いて止まぬのに、

文がぁ!文が出て来ぬぅ!


こ、これがドクターストップ、

チガッ!

スランプっちゅう奴か?

あの(どの?)大作家すらも

陥れたという、孔明の罠、

悪魔の溜め息なのかぁ!


スランプならばしょうがない、


書けぬなら書ける(ようになる)

まで待とう作家業……字余り


だってアマだもん!


とジョークにもならぬ冗句と

名句のパクりを呟くと、

不貞寝を決め込み、二、三日放置します。

そしてズルズルとひと月程が経つ頃、



アリッ?

こんなん書いてみるのも面白そやん?

あっちは今ンとこ書けへんしなぁ、

気分転換や、こっち書いてみよか!

そやそや、そいやぁ!



イヤイヤちょっと待てや!


と、喚く神は無視です。

だって書けるんですから。

さっさかさぁと数十話を次々と書き、

連日ポンポンと投稿していきます。


幸いにも読者諸氏(嬢)からは、

良かったねぇ!

頑張ってねぇ!


とまぉ、好意的メッセージが大半。

中には誤字脱字の報告もありますが、

筆の走っているノッテるアナタは、



まぁこんだけ筆が走ってりゃぁね。

そんな事もあるさぁね


と、お礼と修整のアップを

適当に済ませていきます。


しかし、好不調は(以下同文)……。


そんなこんなあれやこれやで

書き散らかした小説が既に数本。

最初の頃のものについては、

粗方キャライメージも

ストーリーすらも今や忘却の彼方です。

続きを書く気にもならず放置です。





とまぁこんなふうに、

未完結長期放置小説の

発生事由をば邪推してみました。



(著者氏は)どうすればいいのか?

(読者は)どうして欲しいのか?


一つの方法を示しておきます。

これがベストなどとは申しません。

人それぞれでもあります。



まず、仮でいいです。


こんなゴール(終わり方)を目指そう!


とイメージしてみましょう。


さすれば多少の紆余曲折はあれ、

先が書けると思います。

無論最終的に最初のゴールイメージと

異なろうとも構いません。


勢いも大事ですが、貯めも重要です。

むしろ矯め、かな?

飛び出しそうな勢いをグッと堪え、

ネタを捏ねて捏ねて捏ねまくり、

それでもって、

薄ボンヤリとでもいい。

道筋とゴールがイメージ出来てから

書き始めてみる。


さる大文豪の書の題名にもありました。

「光あるうち光の中を歩め」

閃いた一瞬の煌めき?

それはピカッただけです。

ユーリカ!は、莫大な思索と日々の努力により

閃き、更なる考察を加えて成り立ったのです。

ダイヤモンドも磨きに磨いてこそ、

美しい煌めきを我々に魅せるのです。


原石のままでも光る人はいます。

それはホンの一握り。

そしてその未だ見えぬ煌めきを

見抜く人が居てこそ光ります。

加えるなら、磨く人がいてこそ、です。

磨く人、それは作者本人だけでなく、

読者諸氏でもあり、編集者であり、

校正者です。


そんな読者の一人ではありたい、

とは思いますが、これまた難しい。


読み手から、少しだけ書き手側に

自身がシフトしつつありますので、

そのうち、

読み手側のお作法についても

書いてみようかな。


少なくとも今は、

読者の立場でひと言申すなら、


未完結で放置される

「面白い」小説の存在は

大いなる欲求不満を齎します。

オコッ!位かな?



ちょいと辛口でお気に召さぬ方も

いらっしゃるかもしれません。

気に食わねぇと無視されても結構。

暴走命!と勢いで突っ走るのも時には必要。

だって

坊やだからさ!


苦情と苦笑とお願いと自戒を込め、

敢えて以上を記させて頂きます。


そうそう、似非関西弁ゴメンなさい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ