新・私のエッセイ~ 第176弾 ~ 世界史とは・・・ようするに侵略と略奪と興亡の歴史である
・・・なにをいまさらとはお思いでしょうが、
いわゆる『世界史』なるものの、その実態とは、
「人間どおしの戦いの歴史」
「侵略・略奪・虐殺の歴史」
と、見ることもできます。
・・・たしかに、歴史上・科学上の重要な法則の発見や、
数々の便利な発明のおかげで、人類の生活は飛躍的に向上し、発展してきましたよね。
だが、その影にはいつも・・・
血で血を洗い、
よそ様の土地や資源を根こそぎ奪って、わがものにしようとたくらむ、
きわめて身勝手で、残酷・冷酷な・・・神をもおそれぬ、みにくい精神世界が。
世界史も日本史も、
その流れを読み解いていけば、必ず、戦争や侵略の事実・現象にブチあたります。
その過程で、強大な国が誕生しては滅んで、他の民族や支配者に明け渡され、こんにちのような格好に落ち着いています。
ローマ帝国しかり、
フランク王国しかり、
オスマン帝国しかり、
ナチスドイツの第三帝国しかり・・・。
永久不滅の国など、ひとつもなく、必ず、諸行無常の悲しき運命に従って、その形を変えてゆきます。
いま、
この21世紀の現代において、
国連の常任理事国が、立派に独立した小国を侵略すべく、ワケワカメのヘリクツを戦争の大義として掲げて、何の罪もない一般市民を虐殺・殺戮し、歴史ある都市や田舎の村々を破壊し、
臆面もなく、自国内でも圧政と言論統制、独裁を続け、核による恫喝で、ずうずうしくも世界征服を狙っています。
そもそも、
今回の戦争が起きなければ、それに費やされる莫大な戦費を、
地球温暖化対策や、化石燃料に替わるエネルギーの開発など、本当に人類のためになる方向に使っていけるというのに。
・・・だが、このまま手をこまねいて、あの国の思い通りにさせるわけにもいきませんよね。
ぼくたちは、非常に重要な、歴史の大きな岐路に、
例外なく、誰もが立たされ、直面しています。
ここから、真に平和で安定した世界に向かっていくのか、
はたまた、真の滅亡への道をあゆみだしてしまうのか・・・
その『歴史の生き証人』が、令和時代のぼくたち人類全員なんです。
まぁ・・・
そうはいっても、日々の自分の生活でいそがしく、それで精一杯なのは、かくいうぼくだって、おんなじです。
楽しいことばかり考えていたいし、
めんどくさくて、暗いニュースなんか聞きたくもない。
だから、毎日とはいいませんが、
ときどき、ウクライナ情勢や世界情勢に目を向け、耳をかたむけていきませんか・・・?
しつこいようですが、ぼくらは全員、重大な世界史の転換点に生きています。
だったら、それらの「歴史」を、この目で最後まで見届けてやろうじゃありませんか。
いま、戦地や占領地域で暮らしておられる皆さん、犠牲になられた皆さんに対しては、実に不謹慎な考えかもしれませんが、
『リアル世界史』をリアルタイムで楽しむ・・・
コレも、大いなる人生の喜びであり、また楽しみといえるのではないでしょうか?
m(_ _)m
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
追伸:
ぼくの今後の世界情勢の、きわめて個人的な予測・展望を。
いずれウクライナは、ロシア軍を追い出し、
NATO加盟も果たすことでしょう。
ロシアは、プーチン政権が崩壊し、失脚した彼自身はベラルーシあたりに亡命、暗殺される。
強大な指導者を失ったロシア連邦は、内乱や内戦により、細かく共和国が独立し、分割統治される。
やがて、北方領土の返還がなされ、
千島列島や、南カラフトも、返還の交渉材料に。
段階的に核兵器の廃絶・放棄が進み、
アメリカ一強による、あらたな核の枠組みが作られる。
完全固形リチウム電池など、エネルギー部門での革命も起こり、
少しずつではあるが、地球温暖化対策も功を奏し、
もとの涼しい地球に戻ってゆく・・・。