姑の異変
妻は子ども達が中学生以上になってから、少しでも自分の貯金をするためにパートに出ました。
子どもが一人でも小学生が居た時はパートに出ませんでした。
子ども達の中に義理の姉が残した子が含まれます。
その子は夫婦の子より年上で引き取った時に中学生でした。
義理の姉は、離婚に際して養育費の取り決めをしていませんでした。
育てるのに必要な経済面は全て夫が担わねばならなくなりました。
パートに出てから、しばらく経った頃から姑の様子が可笑しくなってきました。
妻が部屋に入って来て「お金を盗る。」と言うのです。
仕方が無いので、姑の部屋に鍵を付けました。
玄関の鍵と同じ物です。
部屋の中からも外からも施錠出来ます。
姑は外出時に「嫁に入られないように鍵を掛ける。」と言ったので、その通りにしました。
鍵を掛けて出て行っても、「嫁が盗った。」というのは無くなりませんでした。
妻は夫に訴えます。
「お義母さん、変よ。
認知症じゃないかしら!?」
「お母さんが呆けてるって言うのか!?
そんなことない! 絶対にない!!」
『そりゃあ、自分の親が呆けたと思いたくないよね。』
「けど、高齢なんだから、一度検査だけでも受けたらいいんじゃないの?」
「なんでだよ!」
「違っていると思うけれども、何か他の病気が隠されてるかもしれないでしょう!?」
「病気?」
「そう、病気。」
何とか夫を説得して、総合病院の精神科へ姑を連れて行きました。
検査の結果は、「認知機能は年相応の低下をされていますが、様々な言動は精神疾患です。被害妄想が強く出ています。」とのことでした。
この日、投薬治療のための通院が開始されました。
⦅精神疾患? お義姉さんと一緒じゃないの………。
これから、どうなるの? 子ども達への影響が無ければ良いのだけれど…。⦆