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<94>

「ああ、分かりましたっ!」

 蛸山は隠しきれず、喜色満面に応諾した。

 〇▽テレビの局員、烏賊田(いかだ)が帰ったあと、蛸山と海老尾は(にぎ)やかに喜びながら握手した。

「先生、やりましたねっ!!」

「いやいや、テレビに出てくれってだけの話だからさ…」

 蛸山は、暗にノーベル賞決定じゃないんだから…と、言いたげに謙遜した。

「なに言ってるんですかっ! テレビの局がオファー[出演依頼]に来るってことは、決定ってことですよっ!」

「そうかな? だと、(うれ)しいんだが…」

 蛸山は、決定は疑う余地がない…と思いながら、余り期待していないように弱く言った。

「間違いないですよっ?、いうことは、僕はどうなるんです?」

「決まってるじゃないかっ! 君は僕の片腕なんだから、私と同じだよ」

「そうでしょうか?」

 海老尾は、当たり前だろっ! とは思ったが、その気分を隠すように(たず)ねた。

「ああ、この研究は二人の成果なんだからさ」

「ですかね…」

 海老尾は、って言うか、僕の発見なんでね…という気持を隠して返した。

「そうとも…」

 蛸山は、君はどうでもいいんだが…と、海老尾を煙たく思いながら、その気分を隠して答えた。

「あとは、受賞決定を待つだけですね」

「ああ、だといいが…」

 蛸山は、そうそう! という気分を隠して言った。

「間違いないですよっ!」

 海老尾は待ってるくせに…という気分を隠し、ヨイショした。


                  続

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