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<93>

 そうこうして数日が経ったとき、研究所へテレビ局の社員が訪れた。

「蛸山所長さんでしょうか?」

「はい、そうですが…」

 蛸山は、ひょっとするとひょっとするぞ…という期待感を抱きながら、態度は素知らぬ(てい)で肯定した。

「私、〇▽テレビの烏賊田(いかだ)と申します」

 烏賊田は自己紹介をしながら名刺を手渡した。名刺には、[〇▽テレビ チーフ・プロデュサー 烏賊田釣男]と書かれていた。

「はあ、そうですか…。で、なにか御用で?」

「実は、来週の水曜日なんですが…」

「はあ…」

「報道番組の[時の人]って番組、ご存じでしょうか?」

「[時の人]ですか? ええ、時々、観ておりますが…」

「この番組にご出演願えないでしょうか?」

「来週の水曜ですか? 何時からです?」

「午後二時なんですが…」

「海老尾君っ! どうだねっ!?」

「空いてます、所長っ!」

 海老尾は、いつだって空いてるじゃないですか…と思いながら少し離れたところから返した。

「ははは…だ、そうです」

「それじゃ、OKってことで、よろしいんでしょうか?」

「ああ、喜んで…」

「それじゃ、昼一時に車でお迎えに上がりますから、よろしくお願い致します」


                  続

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