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『どうしてっ!』

「そりゃ~僕だって、シャワーぐらいはしたいですよっ!」

『…まあ、それもそうだが…。この前の三日三晩は、それどころじゃなかったからねっ!』

「今だって、それどころじゃないですけど…」

『ああ。まあ、とにかく、急いで着替えを準備しときなさい。いつヘリが飛んで来るか分からんからね』

「来たら、事前電話は入るんでしょうねっ!?」

『ああ、そのはずだっ!』

「それじゃ!!」

 海老尾は(あわ)てながら携帯を切った。いつ、ヘリがこのマンションの上空にやって来るか分からないからだ。海老尾は最低限の着替えと必要品をボストンバッグに入れながら考えた。

『バッグを持って、マンションの屋上だな…』

 ヘリがマンションの屋上へ降りるには少しスぺースが足らない。と、なれば、ロープに吊るされて上がり、ヘリに収納される…という図式が海老尾の脳裏を(かす)めた。

『まっ! とにかく屋上へ上がるかっ!』

 海老尾はボストンバッグを片手にエレベーターへと急いだ。気候は幸いにも春半ばで寒くはない。

 海老尾が屋上へ出て十数分後、上空から何やら(にぎ)やかな音が聞こえ始めた。どうもヘリコプターのようである。海老尾は思わずマンション上空を見上げた。

 ヘリの音は次第に大きくなり、やがてその姿を海老尾の視界に(あらわ)した。それと同時に海老尾の胸ポケットがバイブ設定で激しく振動した。海老尾はすぐに携帯に出た。

『こちらは政府より派遣されたヘリです。今から隊員が一人、下りますので、その指示に従って下さい!』

「了解しましたっ!」

 海老尾が返事するや、上空で停止して旋回するヘリから隊員が一人、ロープに吊り下げられて降下してきた。


                  続

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