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<78>

「だから、なにが間に合わんのですか?」

『私達が徹夜して開発したモレアの改良薬モレフだよっ!!』

 携帯の蛸山の声が、いくらか大きくなった。

「ああ、モレヌ・フィッシュでしたか。…それが間に合わないとは?」

『ウイルスの蔓延(まんえん)速度が早過ぎて、世間への流通が間に合わんということだっ!』

「それで?」

『間に合わんでは意味ないだろっ!?』

「ええ、そりゃ、意味がありません…」

『そこでだっ! 政府が私達をヘリで研究所まで移送するそうだ』

「ヘリって、ヘリコプターですかっ!?」

『ヘリと言やぁ、ヘリコプターに決まってるだろっ!!』

 蛸山の声が(やかま)しくなってきた。

「着陸できる場所がないでしょ、僕のマンションも所長の家も…」

『相変わらず馬鹿だねぇ~君はっ!! 下ろすんだよっ!』

「なにをっ!」

『ロープだよ、ロープっ!! ロープに決まってるじゃないかっ!!』

「ああ、そんな映画のシーン、何度か観ましたっ!」

『そりゃ、観ただろ。私だって水害救助のテレビ画面で観たよっ!』

「所長も観られましたか!? そりゃ、よかった…」

『そんな話をしてんじゃないっ! 真剣に聞きなさいっ!』

「はい、どうもすいません…」

 海老尾は素直に謝った。


                  続

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