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<68>

「それを守らないと、どうなるんだい?」

『ウイルス界のトップによって駆逐(くちく)されてしまいます』

「ウイルス界のトップ?」

『はい、私達の頂点に君臨するウイルスによってです』

「ウイルス界の王様・・ってことかい?」

『そうじゃないんですが、まあ、そんなところです。それよか、いい情報がありまして』

「と、いうと?」

『今、その極悪変異ウイルスを追跡してもらってるんです』

「誰に?」

『偶然、お会いした老ウイルスなんですが…』

「老ウイルス? そんなのに頼んで大丈夫なのかい?」

『ええ、なんでもベクター[細胞に遺伝物質を送達する手段]では顔が利く、かなりの顔なんだそうです』

「ウイルス界も僕達と変わらないんだな…」

『はい、そりゃもう! いや、海老尾さんの暮らす世界よりもっとシビア[過酷]かも知れませんが…』

「手段はどうでもいいからさ、出来れば、なんとか早くやっつけて欲しいんだっ! 人がバタバタ死んでんだからさっ!」

『分かりました。微力ながら、僕の出来る限りでなんとかやってみますっ!』

「ああ…」

上手(うま)くいきゃ、次にお会いしたとき、海老尾さんの世界では状況が好転しているはずです』

「なんとか、宜しく頼むよっ!」

『はいっ!!』

 そのとき海老尾は、室内の入口ドア前で目覚めた。春先とはいえ、四月の夜風は冷たかった。


                  続

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