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「モレアの開発大手は三社でしたね?」

「らしいね…」

「『お代官さまぁ~』ですか?」

「ははは…私にはよく分からんが、まあ、そんなこともあるんだろう…」

「波崎さんはその手の話をねよくご存じでしょうね?」

「ははは…確かに。波崎君は事務屋だからなっ!」

「そういや、今年の予算取りは鳴かず飛ばずだったようで愚痴っておられましたよ」

「そうか…。総務部長ともなると、いろいろ大変なんだな」

「私らは研究していればいい訳ですが…」

「とはいえ、実績を挙げないと、異動がきついだろ?」

 蛸山は、暗に研究所内の異動を揶揄(やゆ)した。

「はあ…」

「モレアの次を目指さんと…」

「モレアの次ですか?」

「ああ…。おそらくウイルスは次の一手を打ってくるだろう」

「問題は、ソコですよねっ? 究極のウイルス治療薬になり得るか、あるいは一過性で終わるのか…」

「まあ、そういうところだ」

「一過性ならノーベル賞話も立ち消えですね?」

 口を滑らせた瞬間、海老尾はしまった! と後悔した。案の定、蛸山のテンションは、ふたたび降下した。


                  続

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