表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/100

<49>

「それはそうとして、この話、五十話以降も続くんだろうか? 君、どう思う?」

「そんなこと、書かれてる筆者にしか分かりませんよ。(たず)ねてみりゃいかがです?」

 二人は[49]話を執筆中の筆者に(うかが)うように、ピントの合わない(あた)りの空間を見回した。

()いても、詮無(せんな)いことだが…」

「筆者にも続くかどうか分からないんじゃないですか?」

「ははは…まさしくこの話、成るように成る・・だな」

 このとき海老尾は、ふと、夢に出てくるレンちゃんを思い浮かべた。そして、レンちゃんに訊いてみよう…と思った。

「冗談はこれくらいにして、第三相が承認されれば、モレアは製薬会社ですぐ製造が開始されるんでしょうか?」

「そこまでは分からん。私はただの研究者だからな。君だってそうだろ?」

「ええ、まあ…」

「総務部長の波崎君なら、その辺の事情は詳しいんじゃないか?」

「波崎さんですか…。研究所予算が増額されず、すっかり落ち込んでおられましたからねぇ~」

「そんなに?」

「ええ、かなり…。この前、食堂でバッタリ会ったんですが、カレーライスのスプーンを反対に持って食べておられましたから…」

「ははは…。カレーライスのスプーンを反対に? そりゃ、食べにくいだろっ!?」

「途中で気づかれたのか、すぐ持ち変えられましたけどね…」

「かなり参ってるんだな…」

「と、思います」

「よしっ! 今度で会ったとき、モレアの進捗状況もかねてそれとなく慰めておこう」

「ええ、是非そうして下さい。増額にならなかったのは、なにも波崎さんの所為(せい)じゃありませんからね」

「ああ。今年度より減額された訳じゃないんだから」

「ええ…」

 ワクチン研究にかかわる研究所予算が減額されなかっただけでも、よしとしなければならない…と、二人は思うでなく思った。


                  続


 ※ 筆者の私にも分かりません。^^

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ