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「モレヌグッピーじゃなく、モレヌピラニアの方がよかったか?」

「ははは…所長、それはいくらなんでも…」

「いや、そういう意味じゃないんだ。発明、発見にも匹敵する新薬なら、研究費は付くだろっ?」

「なるほど…。治験も完璧な薬効があり、副作用も完璧になければ、第三相くらいで足踏みせずに早く承認されますよねっ!」

「そうなんだよ。君もタマには真面(まとも)なことを言うじゃないかっ!」

 海老尾は、タマにかいっ! と切れて思ったが、口には出せず笑顔で(ぼか)した。

「新型コロナも下火になってますが、これで終息するんでしょうか?」

「馬鹿を言っちゃいかんよ、君。ウイルスが、そんな(やわ)なもんかっ!」

「ですよね…」

「インフルエンザの性質ならまだしも、コロナウイルスは益々、強くなるだろう」

「ワクチン二回打っても感染する時代ですからね…」

「いや、その程度なら、まだ多くが助かるからいいんだ。問題は罹患(りかん)しただけで死に至る変異ウイルスが現れた場合だ…」

「怖いですね…」

「怖いってもんじゃない、これはもう、世界中がパニックだよ、君っ!」

「そうならないためにも、研究の成果が求められる訳ですね」

「研究の成果は、やはり財源から予算を回してもらわんと…」

「やはり、話はソコへ行きますか…」

「ああ、行くんだ…」

「ともかく、僕達が成果を挙げることが、まず第一ですね」

「そうすりゃ、家康公も関が原に向け、重い神輿(みこし)をお上げになるかっ、ははは…」

「はい! まずは先発の東軍諸将のように戦果を家康公に報告しないと…」

「海老尾君、頑張ろう!」

「はいっ!」

 海老尾は、どのように頑張ればいいのか分からなかったが、返事だけは頑張った。


                  続

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